北朝鮮、新型中距離ミサイル開発 固体燃料型のエンジン実験に成功
【ソウル共同】15日の北朝鮮メディアによると、北朝鮮は新型の中距離弾道ミサイルに搭載する固体燃料型エンジンを開発し、11日に1段目の地上燃焼実験、14日に2段目の同じ実験を実施、成功した。「非常に満足な結果が得られた」としている。中距離弾道ミサイルは日本が射程に入り在日米軍基地が攻撃目標となるため、脅威が高まる。 北朝鮮、ICBM発射で記念日 「ミサイル工業節」制定
北朝鮮は今月に入り18日を「ミサイル工業節」に新たに制定したと明らかにし、ミサイル開発を進める姿勢を改めて鮮明にした。日米韓が警戒を強めている。 固体燃料型は即時発射が可能で、液体燃料型と比べ発射兆候を探知されにくい。1、2段目のエンジンの実験を同時期に行うことで開発進展をアピールする狙いがあるとみられる。 北朝鮮メディアは「固体燃料型エンジンの設計と製作技術力に関する信頼性、安全性がはっきりと検証された」と説明。対北朝鮮で協力する日米韓に対抗する姿勢を示し「地域の軍事情勢に備え、戦略的な攻撃力を向上させるための必須工程だ」と強調した。