【毎日書評】成功者と失敗者の違いはなにか?自己啓発の先駆者オリソン・マーデンのことば
苦しいときでも笑みを浮かべる
すべてがうまくいかないときでも、楽観的な姿勢で笑みを浮かべよう。苦しいからといってみじめな気分にひたっているかぎり、状況は悪化するばかりである。 どんなに苦しいときでも笑みを浮かべることができる人は、人生の勝者になる資質を持っている。なぜならほとんどの人はそれができないからだ。(58ページより) 大切なのは、困難に直面したとしても楽観的な姿勢を貫くこと。そうすれば頭の働きが活発になり、苦境を切り抜ける知恵が得られるわけです。(50ページより)
けっして負けない人の条件
負けない人の条件として、著者は次の5点を挙げています。 打ちのめされても、くじけない人に敗北はない。 道を切り開く決意をしている人に敗北はない。 倒れるたびに素早く起き上がる人に敗北はない。 他の人たちがあきらめても、粘り強く努力する人に敗北はない。 誰もが引き返すときでも、ひたすら前進する人に敗北はない。 (59ページより) これらは、記憶にとどめておきたいことではないでしょうか?(59ページより)
逆境のときの身の処し方
逆境に見舞われると、愚か者は憤慨し、臆病者は悲嘆に暮れ、賢者は勇気と知恵を振り絞る。(61ページより) こう語る著者は、「人生における逆境は、航海における嵐のようなもの」だとも表現しています。つまり、それを切り抜けられるかどうかで、その人の真価が決まるということ。(61ページより)
ふだんの“わずかな時間”になにをするか
すべての人が1日に同じだけの時間を与えられ、1年に同じだけの日を持っています。 にもかかわらず、なぜ成功者と失敗者が生まれるのでしょうか? この問いに対して著者は、「成功者と失敗者のおもな違いは、時間と日々の使い方にある」と述べています。 二人の若者が同じ環境で同じチャンスを与えられても、片方の若者は時間を有効に活用して富と名声を得るが、他方の若者は時間を浪費してしまうので資産を築くことができず、不本意な結果に終わる。 わずかな時間でも積み重なると膨大な時間になる。ふだんわずかな時間に何をするかが、人生を形づくっていく。(66ページより) そして、やがてそれが大きな差となっていくため、成功者と失敗者とに分かれるということです。(66ページより)