【採点寸評|FC東京】ホーム最終戦で痛恨の逆転負け。とりわけ酷かったのが後半で、CB森重に従来の迫力はなかった[J1第33節 FC東京 1-3 札幌]
野澤は最後尾からの組み立てに課題を残す
[J1第33節]FC東京 1−3 札幌/11月25日/味の素スタジアム ホームに札幌を迎えたFC東京が攻め込まれる時間帯がありながらも、41分にD・オリヴェイラのゴールで先制した。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開! ところが、そこからリズムに乗れず、後半に入ると、51分、57分に失点。実にあっさりと逆転されてしまった。 青木や東などを投入して巻き返しを図るが、結局は流れを変えられないまま後半アディショナルタイムに3失点目を喫した。結果、1-3でホーム最終戦で落とした。 ▼FC東京のチーム採点「5」 札幌のパスワークに翻ろうされる形で劣勢を強いられた。D・オリヴェイラが抜け目なく先制点を決めるなどチャンスがなかったわけではないが、サッカーのクオリティで札幌に劣っていた印象だ。 とりわけ酷かったのが後半で、攻撃の形が見えないばかりか、守備もハマらなかった。セカンドボールをなかなか拾えず、後半アディショナルタイムには締まらないディフェンスから3失点目と、攻守両面で不甲斐ない戦いぶり。ファン・サポーターからブーイングされるのも当然だ。 ファン・サポーターへの感謝の気持ちを示す意味でも勝ちたかったホーム最終戦で痛恨の逆転負けを喫しているようでは…。厳しい現実を突きつけられた一戦だ。 ▼FC東京の出場16選手&監督の採点・寸評 GK:野澤大志ブランドン|採点5.5/34分のキックミスは減点対象。シュートへの反応は好印象も、最後尾からの組み立てに課題を残す。 DF:長友佑都|採点5.5/守備に追われた格好で、攻撃に上手く絡めなかった。豊富な運動量は目を見張るものの、ビルドアップ時に違いを作り出せない点は物足りない。 DF:森重真人|採点5/ディフェンスに従来の迫力がなく、相手への対応に出遅れるケースが目に付いた。最終ラインを統率できず容易く失点と、あまり良いところがなかった。 DF:木本恭生|採点5.5/18分の仲川への縦パスは素晴らしかった。また空中戦の強さも光ったとはいえ、守備面ではやや粗さが目立ち、森重との呼吸もこの日は合わなかった。 DF:徳元悠平(74分OUT)|採点5/パスの精度がいまひとつで、自らのミスからピンチを招くシーンも。40分に仲川がお膳立てしてくれたシュートは決めたかった。
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