“過去の気持ち”を忘れてしまう私たち 陸上自衛隊第32連隊の旧ツイッター「大東亜戦争」
弊衣破帽姿で高校生活を送ったというRKB毎日放送の神戸金史(かんべ・かねぶみ)解説委員長。40年前でも、高下駄をはくバンカラ文化はさすがに絶滅寸前だったという。古い時代に郷愁を抱くそんな神戸解説委員長が、4月9日の朝刊をみて「強烈な違和感を抱いたニュース」とは? 同日出演したRKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』で語った。 【写真で見る】31年ぶり甲子園出場で盛り上がる県立高崎高校野球部のアルプススタンド ■朝刊を見て思い出した12年前のセンバツ甲子園 今日(4月9日)の朝刊を読んで、ある記憶がよみがえってきました。センバツ高校野球、今年の優勝は健大高崎高校(群馬県)ですが、同じ群馬県にある県立高崎高校(通称タカタカ、公立の男子高校)は私の母校で、12年前に甲子園に出場していました。その時のアルプス席の風景を思い出したのです。 今から40年前、高校時代の私はかなり右翼的で、裸足に10センチぐらいの高下駄を履いて学帽をかぶり「校歌を歌おう」「校旗を仰げ」と言っていた生徒会長でした。だから、校歌や応援歌はもちろん、生徒会の歌とか庭球部の歌とかみんな覚えていました。 ところが12年前の甲子園出場時、後輩たちが歌い出したのは私が知らない歌でした。前の人が歌詞カードを持っていたので、それを見たら「旧校歌」(旧制・高崎中学校校歌)と書かれていました。大正時代(1915年)に制定された歌です。 ■「軍国主義的だ」と廃止された旧校歌 実はこの旧校歌、歌詞が「軍国主義的だ」として戦後に廃止され、1957年に非常に明るい新校歌に変わっていました。 群馬県立高崎高等学校 校歌 (草野心平・作詞、芥川也寸志・作曲) (1番) 上州の三つの山は 遥かにかすみ セルリアンブルーの 烏川(かわ)は流るる 高きを求む 夢の如くに 榛名山 白き雲沸き バラの香匂ふ学び舎にて 友よ 健康と真理 かち得ん 高崎 われらが母校 未来よ 燦とかがやけ 昭和32年制定なのに「セルリアンブルー」って、すごいでしょ。ハイカラな感じですね。一方、1915年に制定された旧校歌にはこんな歌詞があります。