クライミングの女王【野口啓代】が濃紺デニムを生かした大人のスポーツカジュアル!
日本のスポーツクライミングを女子のエースとして牽引し、集大成の東京五輪で銅メダルを獲得した野口啓代。競技から退いた現在もクライミングを盛り上げる存在であり続けるレジェンドが、細身デニムのアウトドアミックスに挑戦!
コート4万4000円、デニムパンツ2万5300円(以上ザ・ノース・フェイス/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)、その他はスタイリスト私物
クライマーならではの引き締まったカラダに、細身の濃紺デニムにシェルアウターを合わせたアウトドアミックスがよくお似合いの野口啓代。 「実は現役引退後に体型が変わったりしたので、細身のデニムを穿いたのは久しぶりで新鮮でした。普段のお洒落は、シンプルな服が多くて色も無難なものを選びがちで(笑)。なので、友達とどこかに出かけたり、記念日のようななにか特別な日を作って、お洒落をもっと楽しむ機会を作っていきたいなって思っています」 現在はプロクライマーとして競技の普及活動に力を注ぎ、子供たちを対象にした講習会などにも尽力している。 「私自身がクライミングをやっていて楽しいなと思うことを、様々な活動を通してより多くの人たちに伝えたいと思っています。一方、セカンドキャリアで活動しているクライマーがいなかったので、私が第一人者としてその幅を広げることで、次世代を担う選手や子供たちに夢を与えるような存在になりたいですね」
プロフリークライマー 野口啓代 AKIYO NOGUCHI
1989年、茨城県生まれ。小学校5年生でクライミングをはじめ、わずか1年で全日本ユース制覇。2008年には日本人としてボルダリングW杯で初優勝、翌2009年には年間総合優勝、その快挙を計4回達成。W杯優勝は、通算21勝。競技人生の最後の舞台となった東京五輪では、銅メダル獲得。 ※雑誌『Safari』6月号より
写真=下田直樹 スタイリング=井上裕介 ヘア&メイク=松田 陵 文=遠藤 匠