商社勤務の方と交際中ですが、将来は「海外駐在」があるそうです。「付いてきてほしい」と言われていますが、仕事を辞めるのが不安です。彼が高年収なら大丈夫でしょうか…?
海外駐在に付いていくデメリット
海外駐在に付いていくデメリットは、キャリアプランが中断される可能性がある点です。現職でキャリアを積んでキャリアアップしたいと考えている人にとっては、非常に悩ましい問題となります。 海外で仕事を見つけるには、言語の壁や文化的な違いを乗り換える必要があり、仕事が決まるまでに時間がかかる可能性もあります。
海外に行きながらも仕事を続けるには?
パートナーから「海外に付いてきてほしい」と言われたとき、多くの人が直面するのは、仕事を辞めるか続けるかの問題です。海外に行きながらも仕事を続ける方法には、次の3つなどが考えられます。 ・現在勤めている会社にリモート勤務を相談する ・フルリモート勤務が可能な会社に転職する ・フリーランスとして働く ■現在勤めている会社にリモート勤務を相談する 現在勤めている会社にリモート勤務の制度があれば、一度事情を話して相談してみましょう。 リモート勤務ができれば、海外にいながらも現職を続けられるため、仕事面での大きな環境の変化は防げます。また、これまでと変わらず安定した収入が得られるため、精神的にはお金の不安も解消できます。 許可が出たら、仕事内容や勤務時間、コミュニケーションの取り方などを人事部と話し合いましょう。 ■フルリモート勤務が可能な会社に転職する パートナーに付いていく前に、フルリモート勤務が可能な会社に転職する方法もあります。 フルリモート勤務の企業は場所を問わず働ける環境のため、海外移転後も柔軟に業務を続けることができます。転職活動では、面接の際に具体的な業務の進め方やポジション、給料面など入社後の働き方に関する不安を解消しておきましょう。 ■フリーランスとして働く フリーランスとして働くのも、海外移住と仕事を両立させる方法の1つです。 フリーランスであれば、業務内容によっては勤務地にとらわれずに自分のペースで仕事を進められるため、海外での生活に合わせた働き方が可能です。ただし、フリーランスになるには、何らかのスキルを身につけておく必要があるでしょう。今のうちから自分の得意分野は何かを考えて、スキルを磨いておきましょう。 ■場合によっては単身赴任をしてもらう選択肢もある 仕事の関係で付いていくのが厳しい場合は、パートナーが単身赴任になる選択肢もあります。単身赴任であれば、自身のキャリアを考える必要がありません。また、現在の仕事や生活を維持しながら、パートナーのキャリアをサポートできるメリットもあります。 パートナーが「付いてきてほしい」と言っているのなら、まずは2人で今後について話し合うのが重要です。お互いの希望を伝え合い、最適な判断ができるようにしましょう。
パートナーと話し合って今後の動きを決めよう
今回は、海外駐在のパートナーに付いていく場合のメリットやデメリット、海外にいながらも仕事を続ける方法を解説しました。 最も得策なのは、現職の会社にリモート勤務を相談することですが、もし厳しければフルリモート勤務の会社に転職したり、フリーランスとして働いたりする方法もあります。場合によってはパートナーが単身赴任となる可能性もあり、今後の動きはパートナーと相談しながら決めていきましょう。 出典 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag 商社営業 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部