【NFL】ジャガーズが3シーズンを送ったペダーソンHCを解任
ペダーソンがジャガーズにやってきたのは、フィラデルフィア・イーグルスをチーム初にして唯一のスーパーボウル優勝に導いてからわずか数年後のことだった。
ジャクソンビルでペダーソンが取り組んだのは、レスキューミッションだった。アーバン・メイヤーHCが1年足らずで解任された2021年に、チームが3勝14敗という災厄のシーズンを送ったのを受けてのことだ。
ジャクソンビルは2022年のシーズン終盤に向けて勢いを取り戻し、プレーオフ進出を果たしてワイルドカードラウンドでロサンゼルス・チャージャーズを破った。クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスはプロボウルに選ばれ、失われたルーキーシーズンから立て直したように見えていた。
ペダーソン指揮下のジャガーズは最初の2シーズンでいずれも9勝8敗をマークしたものの、内容としては対照的だった。ジャガーズは2023年に崩壊し、ラスト6戦で5敗を喫して、ポストシーズンを逃している。
2024年シーズンは出だしから苦戦を強いられ、0勝4敗のスタートとなる。バッファロー・ビルズとデトロイト・ライオンズに大敗を喫したものの、1ポゼッション差の惜敗が多かった。
56歳であるペダーソンHCの立場は、数カ月にわたって注目の的となっていた。ベテランヘッドコーチの次の動きについては、今後分かってくるだろう。
とは言え、ジャガーズにとって一からのスタートはお手の物だ。