鈴木亜美さん(42)が育児中に「絶対言わないようにしている」言葉|VERY
小・中学校受験は現在のところ考えていません
──お子さんたちは、鈴木さんのお仕事をどんなふうに理解していますか? 長男は一時保育が利用できない時に収録現場などに連れて行くこともあったので、私の仕事を理解するのも早かったです。部屋の中にカメラがたくさんあって、その前にママがいて、今は「シー」する時間だから騒いじゃいけない、みたいな(笑)。一番下の長女はまだ小さいので難しいですが、次男もようやくわかってきたところです。仕事の詳しい内容まではわからなくても、3人とも私の仕事は応援してくれていて、私が地方に泊まりがけで仕事に行く時は「がんばってきてね」と送り出してくれます。留守番しているパパからはビデオメッセージも送ってもらえて、仕事の合間にそれを見るとホッとします。 ──お子さんに対して、芸能界に入ってほしい、もしくは入ってほしくないと考えることはありますか? そもそも、「こんな職業についてほしい」と思ったことすらないんです。勉強をたくさんしてほしいといった気持ちもないですね。自分が好きなことをやってくれたらそれでいいと思っています。 ──上のお子さんはもう小学生ですが、小学校受験などは考えなかったのですか? まったく考えませんでした。将来子どもが「スポーツをやるために強豪校に行きたい」「留学したい」などと言い出したらそのための協力は惜しみませんが、それまでは家から近くて通学しやすい公立校に通うのが親にとっても子どもにとってもベストだと私は考えています。受験という場所に立つのは私ではなく、子どもです。私自身、高校在学中からこの仕事を始めて、大学進学はせず、ずっと芸能界でやってきましたが、その決断に対して後悔したことはありません。自分の好きなことをやってきてよかったと心から満足しているから、子どもに対しても「人気校に行かせたい」とか「将来の進路が心配」などという気持ちが芽生えないのかもしれません。 ──自ら決意してオーディションを受け、勝ち進んできたという、鈴木さんの意志の強さを感じます。 私はラッキーなことに自分の夢をつかめましたが、誰もがそううまくはいかないことは理解しています。でも子どもの夢を一番身近で応援してあげられるのは親だから、子どもが自分の人生を責任持って選択するのであれば、最後の最後まで応援してあげたいと思っています。 PROFILE 鈴木亜美(すずきあみ) 1982年生まれ。オーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京)に出演し、1998年『love the island』で歌手デビュー。その後、結婚、出産を経て三児の母に。2022年には11年ぶりの単独ライブを開催するなど多方面で活躍中。自身のInstagramやYouTubeなどで、育児のリアルや趣味の激辛グルメなど積極的に発信。 取材・文/樋口可奈子 撮影/堺 優史 ヘアメーク/小松胡桃(ROI) スタイリスト/山本有紀 ニット¥8,800ビスチェ¥7,700(ともにラエミューズ)パンツ¥19,800(CREDONA)ピアス¥14,300〈サローネ サーティ〉バングル¥13,750〈エイチアッシュ〉左手リング¥19,800〈イットアトリエ〉(以上すべてフォーティーン ショールーム)ブーツ¥28,600(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)※その他は本人私物