「医療脱毛」で効率的に脱毛する方法・失敗しないポイントを医師が徹底解説!
医療脱毛を成功させるために
編集部: 医療脱毛を成功させるためにはどうしたらいいのでしょうか? 住吉先生: まずは、しっかりとカウンセリングを受けて、以下の項目を確認しましょう。 ・どのようなレーザー機器を導入しているのか ・総額はどれくらいか ・どれくらいの期間をかけて、何回くらい通院すれば綺麗になるのか 綺麗になるまでの回数は人によって異なるので、必ずカウンセリングで確認しておきましょう。 編集部: 確認すべきことがたくさんありますね。 住吉先生: そのほか、1人に対して照射の時間が十分に確保してもらえるかも確認しておきましょう。全身脱毛の場合、来院してからクリニックを出るまで、だいたい2時間が目安です。それよりも短時間で済み、「お時間を取らせません」など広告で謳っているクリニックは疑ってもいいかもしれません。 編集部: どのようなレーザー機器が望ましいのでしょうか? 住吉先生: 現在、脱毛で主に用いられているレーザーは、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3種類があり、それぞれ適用となる毛の種類が異なります。1つの目安として、アレキサンドライトレーザーを用意しているのはマスト条件であり、さらにヤグレーザーとモードの切り替えができれば理想的です。加えて、ダイオードレーザーがあると、なおよしと考えていいでしょう。 編集部: 医療脱毛はどれくらいの期間を空けて通院すればいいのですか? 住吉先生: 一般に平均1.5~3カ月の間隔を空けておこなうことが推奨されています。なぜなら、人間の体には成長期、退行期、休止期という毛周期があるからです。このうち、レーザーが強く反応するメラニンは成長期の毛に多く含まれています。毛周期の長さは毛の存在する場所によって異なるため、全ての毛が成長期に入ったタイミングで脱毛することはできません。しかし、1.5~3カ月ごとに脱毛をすると成長期の毛が最も多いタイミングにあたり、効果的に脱毛をすることができるでしょう。 編集部: 最後に、読者へのメッセージをお願いします。 住吉先生: 現在、医療脱毛をおこなっている医療機関は無数にあり、選ぶのも大変なくらいだと思います。選択する際の1つの目安として、「安い」「早く仕上がる」というのはかえって逆効果になることもある、と覚えておいて損はないです。しっかり丁寧に、時間をかけて施術してくれる方が、そう金額は高くても結果的に費用対効果が高いということもあります。不明点や疑問をあらかじめまとめてからカウンセリングを受け、信頼できるところを選ぶようにしましょう。