パドレス指揮官「自分の遺産を作るチャンス」佐々木朗希にラブコール 球団初のWS制覇へ共闘願う
パドレスのマイク・シルト監督(56)が9日(日本時間10日)、ウインターミーティングが行われているテキサス州ダラスの会場で取材対応。ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)に言及した。 【写真】侍ジャパンの合宿で佐々木朗希に付きっきりで指導するダルビッシュ ポスティングシステム申請が大リーグ機構(MLB)に受理されたばかりの右腕について、シルト監督は「もしオープンな市場競争があるのなら、私たちは多くの理由から良い場所にいると感じている。ひとつは、サンディエゴにいるということ。我々は毎晩、球場のチケットを完売させている。非常に競争力のある球団だ」とパドレスはメジャー屈指の球団と胸を張り「彼がやってきて、最初のワールドシリーズ制覇に貢献し、自分の遺産を作るチャンスだ」と球団初のワールドチャンピオンを佐々木とともに成し遂げたいと呼びかけた。 そして「我々は、日本にルーツを持つゼネラル・マネージャーがダルビッシュの獲得に乗り出している。我々はダルビッシュをトレードで獲得し、松井を獲得した。AJ・プレラーGMは数年前に日本語を学び、ダルビッシュを獲得した。(球団アドバイザーの)野茂(英雄)は明らかに日本人として存在感があり、世界的に尊敬されている。我々は、彼をパドレスで獲得するための真の競争機会を得ることができる、さまざまなものを手に入れてきたからね」と自信をのぞかせた。 また、昨年のWBCでも佐々木を指導するなどしたダルビッシュの存在についても「リスペクトのレベルは間違いなくあると思う。間違いなくと言っていい。日本市場のどの選手からも、ダルビッシュに対する尊敬の念があるのは当然だ」とし「有は関与するだろう。どの程度かはダルビッシュ次第だし、もちろんAJ・プレラーもその手助けをするだろう。私は、ダルビッシュが自分のできることをすることで、正当な位置を占めると確信している」と佐々木争奪戦で尽力してほしいとした。