ファーウェイ「WATCH D2」、開始4日でクラファン1000%--血圧測れるスマートウォッチ新モデル
華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は12月6日、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」を発表した。 「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」の特徴 新たに自動血圧モニタリング機能を搭載し、市場想定価格(税込)は6万280円。同日にCCCグループのワンモアが運営するクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で支援受付を開始し、12月9日の時点で目標達成率1000%を超えるプロジェクトとなっている。 HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計は、本体サイズが高さ約48mm×幅38mm×奥行き13.3mmで、約1.82インチのAMOLEDディスプレイを搭載。前モデル「HUAWEI WATCH D」と比較して表示面積は約11%大型化し、約0.3mm薄くなった。ベルトを含まない重さは約40gで、ベルトを含むと約10%の軽量化となる。 また、ベルトはカフと一体化させつつ、布製のカフカバーを撤廃した。ベルト部分には耐久性の高い高分子素材を採用し、フルオロエラストマー素材で汗に強い「ブラック」と、ホワイトレザーを採用してフォーマルな場にもなじむ「ゴールド」の2色を用意する。 日本の管理医療機器を取得した血圧計を内蔵し、通常のスマートウォッチのように手首に装着して測定姿勢を取ることで、簡単に血圧を測定できる。 新搭載の自動血圧モニタリング機能では、開始時に日中と夜間それぞれの測定間隔のモニタリングプランを設定することで、日中に測定のリマインドを通知。その場で安静かつ適切な姿勢をとれば測定できるため、仕事中や外出時の血圧測定に役立つという。夜間は自動で血圧を測定できるため、1日を通して傾向、状態をより細かく把握できるとしている。 精度面では、本体内部に搭載するマイクロポンプでカフへ確実に空気を送り込み、より高精度の測定が可能。前モデルよりも高精度な圧力フィードバック制御を実現し、空気抵抗を最小限に抑えることで測定誤差は3mmHg以内、前モデルとの比較で精度は約10%向上している。なお測定時のカフの圧迫もより静かかつ効果的となり、夜間の測定でも気にならないという。 中国で8月に発表した健康管理向けの多次元センシングシステム「HUAWEI TruSenseシステム」も搭載。睡眠モニタリング、心拍数、血中酸素レベル、体表面温度、ストレスレベルなども管理できる。ワンタップで総合的なヘルスケアチェックができるほか、ウォーキングやランニングの歩数、ルートマップなどをモニタリングできるワークアウトモードも搭載する。バッテリーは1日6回血圧測定する通常使用の場合約6日間持続するとともに、1時間程度で満充電になるとしている。 HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計は、長時間装着することになるスマートウォッチに分類されるため、「血圧を測る」と思わずとも自然に測ることが可能だ。ファーウェイ・ジャパン 端末統括本部 マーケティング部 PRマネージャーの中野彩子氏は、「(前モデルとなるHUAWEI WATCH Dは)大々的に売れたというわけではないが、必要とされている方にきちんと届いた。競合もあまり搭載していない機能で、この方向性で進化を続けるべく研究を続けた」と話す。 具体的には、自動血圧モニタリング機能の追加に追加や軽量化、布製だったカフの快適な素材への変更などを改良することで、よりスマートウォッチとして使い続けやすいことを目指したという。