こんなに人に恵まれたバンドがダセえわけがない――メジャーで一度はクビにされても今や武道館3DAYS、SUPER BEAVERが語る人との縁 #なぜ話題
今後、SUPER BEAVERはどんなふうにシーンを駆け抜けていくのだろうか。その質問に藤原が答えてくれた。 「ずっとこのまま活動したいです、ちょっとだけ右肩上がりで。まだまだたくさん面白いことがあるだろうし、20年目を迎えてまだそういうふうに思えるのはすごく幸せだと思います。できればそれら全部を経験したいし、みなさんも一緒に体験してほしいですね」 最後に、音楽面以外で自分たちのどんな要素がSUPER BEAVERをここまで連れてきたのか聞いてみたところ、これまで数々の苦汁をなめてきた渋谷はハッとするほど自信にあふれた口調で即答した。 「人に恵まれてるからですね、圧倒的に。僕らの音楽がどうとか、精神性がどうとか以上に、人に恵まれてますね。これは他のバンドよりもかなり優れてるんじゃないかと思います。これだけの人が周りにいてくれる、そんな人たちが支えてくれるバンドがダセえわけがないって本気で思ってるんで。そういう人たちの思いを反映しているものがSUPER BEAVERなんだとすれば、マジでカッコよくいてやろうと思ってます」
SUPER BEAVER(スーパー・ビーバー) 渋谷龍太(ボーカル)、柳沢亮太(ギター)、上杉研太(ベース)、藤原“35才”広明(ドラム)の4人によって2005年に東京で結成。2009年6月、メジャーデビューするものの、2011年に活動の場をメジャーからインディーズへと移す。2018年4月には初の東京・日本武道館ワンマンライブを開催。結成15周年を迎えた2020年、Sony Music Recordsと約10年ぶりのメジャー再契約を結んだことを発表。2023年7月には富士急ハイランド・コニファーフォレストにて野外ワンマンライブを2日間開催し、約4万人を動員。2023年9月から2024年3月24日までアリーナ公演9本を含む最大規模となる全国ツアーを開催し、約12万人を動員。2024年2月21日、フル・アルバム『音楽』をリリース。現在もライブハウス、ホール、アリーナ、フェスなど年間100本近いライブを行っている。