エポン Tour Wedge type Mは「ウェッジワークが好きな技巧派向けウェッジ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のおすすめクラブをキング・オブ・試打が語る】
地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房がオススメするカスタムクラブを週イチで紹介 ! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。
「オーソドックスな見た目で操作性に富んだウェッジ」
連載36回目は本試打企画の23回目に掲載されている「スパイグラス」の玉嵜秀人さんがオススメするカスタムクラブをご紹介。今回はエポン「Tour Wedge type M」がオススメのクラブとのことで、以前の連載同様、キング・オブ・試打の堀越プロに試打してもらおう。
工房店主の玉嵜さんがエポン「Tour Wedge type M」の特徴を語る
エポン「Tour Wedge type M」ウェッジに対する玉嵜さんの印象を聞いた。 「エポン『Tour Wedge type M』は、3種類出ている同シリーズの中でも比較的万能なウェッジで、オーソドックスな見た目をしているものを選びました。グース度合やトウの丸みなど、昔からゴルフをされている方に見慣れている形をしていますし、ウェッジ自体がシンプルでクセのない正統派デザインなので、どの年代にも親しみやすいウェッジだと思います」 この『Tour Wedge type M』は良くラウンドをする中~上級者に向いているという玉嵜さん。 「バウンスが12度ありショット時に少し押してくれるような感覚や、フェース後方を少し削ることによって抜けが良く、開いてもバウンスが弾かれにくい仕様だと思っています」 また、フェースの溝にもこだわった点を評価。 「フェースの溝と、周りに筋のような細かい溝が入っています。その効果で水に濡れてしまった時にドロップのような現象が起きにくく、そのような状態でもウェッジ本来のスピン性能を最低限、引き出すことができると思います。打感は軟らかく、感覚的なフィードバックが得られやすいと思います」と打感、形状など、細部にまでにこだわった所も日本ブランドの魅力とのことだ。