【アメフト】立命館大が9年ぶり9回目の頂点へ。法政大は18年ぶりの優勝ならず
全日本大学アメリカンフットボール選手権決勝 第79回毎日甲子園ボウルは、12月15日に阪神甲子園球場で行われ、立命館大が法政大を45―35で下した。立命館大の優勝は9年ぶり9回目。 両チームの持ち味が存分に発揮された見応えのあるゲームとなった。1クォーター(Q)の最初のプレーでいきなりビッグプレーが飛び出した。立命館大のランニングバック(R B)山嵜大央が、ピッチを受けると法政大のディフェンス陣のタックルを跳ね除け、左サイドライン際を駆け上がり、60ヤードの独走タッチダウン(T D)。試合開始わずか25秒で立命館大が先制した。
立命館大は、続く法政大の第4ダウンギャンブルを止めると、二度目の攻撃シリーズも山嵜と蓑部雄望の2人のR Bのランで前進してT D。14-0とリードを広げた。 法政大も次のシリーズで、R B 廣瀬太洋のランを中心に攻め上がり、最後は廣瀬が左オープンを陥れた。
その後は、両チームのオフェンスが効果的な前進を繰り返し、取られては取り返すを繰り返し、前半を終えて31-21と立命館リードで折り返した。
後半、インテーセプトやファンブルフォースからのリカバーなど、攻撃権が目まぐるしく変わる展開の中、互いに得点を重ねた。
第4Q残り7分を切って、法政大は35-38と3点差まで詰め寄った。しかし、続くオンサイドキックが失敗。このチャンスに立命館大はワイドレシーバー(W R)仙石大の左スイープのスペシャルプレーで加点し、法政大を突き離した。
甲子園ボウル最優秀選手に立命館大の山嵜大、敢闘選手に法政大のQB谷口雄仁が選ばれた。山嵜は年間最優秀選手のチャック・ミルズ杯も獲得した。
アメリカンフットボール・マガジン編集部