かぼちゃの栄養がすごい! 驚きの健康効果と簡単レシピを紹介
※この記事は、海外のサイト『グッド・ハウスキーピング』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 かぼちゃは最高の秋の果物だけど、一年中楽しむ価値のある栄養の宝庫とも言える。種子を持つ顕花植物として育つかぼちゃは、厳密には果物に分類され、その優れた栄養構成からすばらしい健康効果を持つ。 実際 、CDCは最近、野菜と果物の栄養密度ランキングを作成し、クレソンのような葉物野菜が100点満点、ビートの葉が80点台を獲得したいっぽうで、果物においては32点という立派なスコアでかぼちゃが一位の座についた。「見過ごされることが多いかぼちゃですが、数多くの実用的な長所があります」と、統合機能性栄養学の資格を持つ登録栄養士兼シェフのジェシカ・スウィフト・ハレルさんは語る。 「かぼちゃは、フリーラジカルを破壊し、体にダメージを与える炎症と闘うことで知られる、β-カロテンのような抗酸化物質を豊富に含みます。さらに、血糖値を安定させるだけでなく、消化を改善し、腸内マイクロバイオームに栄養を与え、腸の活動を調整するのに不可欠な食物繊維も含みます」と補足するスウィフト・ハレルさん。 オーストリアから中国まで、何世紀にもわたり世界中で重宝されてきたかぼちゃは、その天然の健康増進作用により、真に栄養価の高い主食としての地位を築いてきた。その一番の魅力は、種から果肉まで丸ごと使って恩恵を享受できる点にある。そのうえ、非常に使い勝手が良く、日々の食事にかぼちゃを追加するおいしい方法は数え切れないほどある。
かぼちゃの栄養価
豊富な栄養素を供給するかぼちゃは、あらゆる食事に入れる価値のある食材。西洋かぼちゃ100g(ゆで)には、以下の栄養素が含まれている。 ・エネルギー:80kcal ・たんぱく質:1.6g ・脂質:0.3g ・炭水化物:21.3g ・食物繊維:4.1g ・カルシウム:14mg ・鉄:0.5mg ・マグネシウム:24mg ・カリウム:430mg ・ビタミンC:32mg ・ビタミンE:4.7mg ・ビタミンA:330µg ・ビタミンK:22µg