夏休みの生活リズムを整えるには?保護者から寄せられた工夫でダラダラとはおさらば!
データで判明!生活リズムは成績にも影響する
生活リズムは、成績にも影響を与えます。早稲田大学とベネッセ教育総合研究所の調査によると、早寝早起きで休日も生活リズムに崩れが少ないと成績が高い傾向にあることがわかりました(※2)。 【成績が高いお子さまは、そうでないお子さまよりも早寝早起き】 成績層別に平日と休日の起床時刻、就寝時刻を比べた下のグラフをご覧ください。すると、成績が高いお子さまのほうが、そうでないお子さまに比べて平日でも休日でも早寝早起きであることがわかります。 いずれの成績層のお子さまも、平日より休日のほうが就寝時刻も起床時刻も遅いものの、成績上位層のお子さまのほうが、より早く寝て、早く起きているため、1日の活動を早く始められる傾向にあるといえそうです。 ここから、夏休みにも多少は寝る時間・起きる時間が遅くなってもいいものの、なるべく普段と同じにすることが大切だといえそうです。
先輩保護者に聞く!夏休みの生活リズムを整えるための工夫
夏休みの生活リズムを整えるには、どうすればいいのでしょうか。保護者が取り組んだことや、各家庭のアイデアを紹介します。 【生活リズムを整えるためにしたことの1位は「朝食をしっかり食べる」】 夏休みの生活リズムを整えるためにしたことを聞いたところ、145名の保護者から回答をいただきました(※3)。1位は「朝食をしっかり食べる(67%)」という結果に。朝食をきちんととることで、1日をがんばるエネルギーを補充できそうですね。2位は「決まった時間に消灯する(61%)」。決まった時間に寝ることは、翌朝、決まった時間に起きることにつながりますね。
【先輩保護者の生活リズムを整える工夫】 先輩保護者から寄せられた、生活リズムを整える工夫については、特に早起きに関するアイデアが多数寄せられています。早起きは、充実した1日にするためのポイント。午前中の時間が確保されるので、余裕を持って、やるべきことに取り組めるのもいいですね。 <早起きの工夫> ・子どもが自主的に早起きしたくなる予定を入れる。(小3・茨城県) ・毎朝6:30起床。すぐに早朝散歩(パパが出動)と、帰宅したらYouTube のお手本を見ながらママも入れて一家でラジオ体操。(年中/小3・東京都) ・ラジオ体操に参加する(雨天時はリビングにて行う)。(小2・鹿児島県) ・いつもの週末も起床と就寝の時間はほぼ同じにしているので、夏休みもいつもと変わらずに起きてくるし、ご飯の時間もいつもの時間におなかすいたとなります。 普段からリズムを崩さなければお休みも関係なくリズムが整います。 (小2・千葉県) 「早起きしなさい」といっても、お休みの日はなかなか布団から出られないこともあるもの。散歩やラジオ体操などの日課を入れたり、早起きが楽しみになるような予定を入れたりすれば「起きよう」という気持ちもUPしそうですね。 夏休みにも早起きできるようにするためには、普段の休日から起きる時間を同じにするという指摘にハッとしたかたもいらっしゃるかもしれません。普段からの仕込みも大切ですね。 <計画的に勉強に取り組む工夫> ・朝起きる時間と寝る時間は変わらないようにし、宿題などやることのスケジュールを決めて取り組み、やることが終わったらゲームなどで遊べるようにしました。(小2/4・東京都) ・平日と土日、帰省時別に、細かく1日のスケジュールを立て、勉強や規則正しい生活ができたときはカレンダーに好きなシールを貼らせました。ただし、土日など、親も休みたい日は緩めの時間設定に調整をし、お互いストレスのないようにしました。夏休みの終わりに目標数にシールが達したらご褒美をあげる作戦でしたが、ただでさえ楽しい夏休みだったので、毎日がイベント気分になってくれたようです。(小2・岩手県) 勉強が終わったあとに楽しいことが待っていると、「早く終わらせたい」というやる気にもつながりそうですね。「今日、勉強が終わったら何して遊ぶ?」といった声かけも効果的かもしれません。