シャッター街に元気もたらす「七人の侍ガールズ」 女性活躍テーマ、市民ミュージカル見に来て
滋賀県東近江市の八日市文化芸術会館で2月、女性活躍社会や地域再生をテーマにした東近江創作ミュージカル「七人の侍ガールズ」が上演される。制作発表で配役が発表され、出演者が開幕時の歌やダンスを披露した。 【写真】歌やダンスを生き生きとした表情で稽古する出演者 劇のあらすじは、自分には何もできないと思っていた45歳の和子(わこ)が、大好きな掃除を仕事に便利屋の起業を決意。料理好きの友人ら仲間と力を合わせ、職場のあるシャッター商店街に活力をもたらす。 同ミュージカルは、会館を運営する市地域振興事業団の主催で第4弾。出演者は市民らから募集し、選考を経た小学3年生から75歳までの41人と裏方のスタッフ16人が9月から稽古を重ねている。 制作発表では、七人の侍のダブルキャストなど配役と公演日程が紹介された。和子役を担当する同市職員の深田有香さん(49)は「職場や家庭のサポートへの感謝を忘れず、本番をがんばりたい」、滋賀県甲賀市立小教員の北﨑加奈さん(27)は「主婦や育児は経験したことがない。だからこそ役柄を楽しんで演じたい」と話す。 公演は2月23、24日の全4回(各2時間)。チケットは全席自由で前売り券が一般2千円(当日2500円)、18歳以下千円(同1500円)。会館の窓口とオンラインチケットサービスで販売している。障害者向けの鑑賞サポート(要予約)もある。