新たに取り組む仕事や趣味などの基礎知識をChatGPTにアドバイスしてもらうと?
ChatGPTの活用方法の1つとして、日々の生活や仕事で直面する課題を解決するためのアドバイスを求めることができる。自身の先入観や経験とは異なる角度での“基本的なアドバイス”をもらうことで、立ちはだかる壁を打破したり、よくあるミスを事前に防いだりすることができるからだ。今回はそうした使い方の例として3つのケースを想定しながら、その使い勝手をチェックしてみよう。 【画像で見る】「10人のプロジェクトチームにおいて、コミュニケーションがうまく図れていません。その改善方法についてアドバイスをください」に対するChatGPTの出力例
(1)初めてのチャレンジについて予習する
ビジネスシーンやプライベートを問わず、新しい分野にチャレンジする際には、よくあるミスを防ぐために予習をしておくことが欠かせない。しかし、身近に知見を持った人がいない場合など、事前に注意点を把握するのは難しいこともあるはずだ。そこで、ChatGPTに注意点などを尋ねることで、超基本の注意事項を把握できる。 例えば、仕事で初めての商品開発に携わることになった場合、どのような点に注意すべきだろうか。ChatGPTに対して「初めて商品開発に携わることになったので、気を付けるべきことを10個教えて」と聞いてみると、「市場調査の重要性」や「顧客の声を取り入れる」のようなポイントが出力された。 当然、経験者にとっては当たり前の内容かもしれないが、その分野に初めて足を踏み入れる者にとっては、こうした基本的なポイントを抑えられるメリットは大きい。
(2)答えのない問題について相談する
個人的な悩みや今後の行動の決定など、明確な答えのない問題について考える際にも、ChatGPTにアドバイスを求めることで指針の候補を見つけやすくなる。 例えば、ChatGPTに「10人のプロジェクトチームでコミュニケーションがうまく図れていません。その改善方法についてアドバイスをください」と相談してみる。 このプロンプトに対する答えも、定期的なミーティングの実施や、ツールを使った情報共有の仕組みを整えるなど、その分野に精通している人からみれば基本的なレベルのものが多い。一方で、うっかり見落としていた基本的な行動がないかどうかをチェックするには有用なツールになるだろう。