【都知事選を100倍楽しむ方法①】総投票数は約600万票、AKB世界選抜選挙を超える巨大選挙で勝ち抜く候補者とは
■ 最も荒れた2014年知事選で血反吐を吐いた関係者 3車線道路の対岸でマンUとリバプールのサポーターが罵り合いながらミートパイを投げて「あいつらに言ってやったぜ!」とスッキリしても、言葉の投げ合いが互いの支援チームを変更させることはない。 飛んでいったミートパイは対岸へも候補者へも届いていないし、試合(票)も動かさず、真ん中をたまたま通りすがった通行人(有権者)が被弾してミートの残骸に気分を害するだけだ。 経験上、もっとも荒れた2014都知事選挙で「舛添は外国籍だ! スパイだ!」との誹謗中傷を処理していた内部関係者は血を吐き体調を壊すほど凄惨な目に遭ったが、全体投票率が下がっただけで結果的には200万票超えで舛添候補が当選している。パイは投げるものでなく食べるものだ。 では、SNSやネット上でどう候補者を選べばよいのか、どう支援をしたらよいのか。次回は「お好みの投票先と各陣営の実力を計るための調査テクニック」は今後ご紹介していきたい。 また政党各派の動きとその影響、特に今回の都知事選挙を取り巻く「自民党v.s.都民ファースト、レフリーは公明党」というステークスホルダーの思惑を解説できたらと思う。(続く)
坂本 東生