トマトを手で潰してTV局からストップも!?平野レミさんに聞く、料理を楽しくする考え方
クックパッドのポッドキャスト番組「ぼくらはみんな食べている」。食や料理に熱い思いを持ち活躍するゲストを迎え、さまざまな話を語ります。クックパッド初代編集長の小竹貴子がパーソナリティを務めます。今回のゲストは、料理愛好家の平野レミさんです。 ◇ ◇ ◇
自分のことを「俺」と言っていた子ども時代
小竹:レミさんは、子どもの頃はどのようなお子さんだったのですか? 平野さん(以下、敬称略):男の子としか遊ばなかった。女の子はちょっと苦手で、男の子とばかり一緒にいた。喧嘩するのも全部男の子だったわね。 小竹:お洋服などもそういった感じですか? 平野:そうね。いつもズボンを穿いて、スカートはあまり穿かなかったかも。 小竹:自分のことを「俺」と言っていたという話も聞いたのですが…。 平野:そうそう。日記にも俺って書いてた。でも、間違えててニンベンがなかったの。だから、男の子になりきれてなかった(笑)。 小竹:それはいつ頃まで続いたのですか? 平野:小学校の3~4年くらいまでかな。さっぱりしてるから男の子のほうが好きだったの。 小竹:なるほど。 平野:父の仕事柄、うちには千客万来いろんな人が出入りしてたの。だから、小さい頃から大人の会話になじんでいたのでエッチな話しなんかにも全然抵抗がなかったのね。 小竹:はいはい。 平野:でも学校でそういうエッチな話をすると、女の子は顔が真っ赤になっちゃうから、男の子のほうが話しやすかったの。 小竹:靴も嫌いで、下駄を履いていたとか。 平野:下駄が好きで、足駄とか朴歯っていう高下駄をよく履いてたの。靴下とか靴が嫌いなのよ。ぎゅうぎゅう締めつけられるのが嫌で、自由にのびのびと伸ばせる下駄が好きだったわ。 小竹:そうしたことをしてもお父様は何も言わなかった? 平野:言わない。おもしろい子だねって。ダメだとかそうしちゃいけないとかはなかった。怒られたことはないの。 小竹:レミさんという名前もお父様がつけられたのですか? 平野:そう。うちの父のお父さんは外国人なんだけど、「可愛いねレミ」ってうちの父のことを呼んでいたらしいの。レミはフランスでは男の子の名前なの。それで私が生まれたから、男の子の名前だけどレミってつけられちゃった。 小竹:当時は珍しい名前ですよね? 平野:私が小さい頃は花子とかちよ子みたな名前が多かったのに、カタカナでレミだからね。でも、今となったらいい名前だと思うわ。