吉田正尚は「トレードされる可能性」 米記者指摘、レ軍と「合わない」“現実”
吉田は今季守備に就いたのは1試合…DH専任に不安の声も
レッドソックス・吉田正尚にトレードの可能性が浮上している。米放送局「MLBネットワーク」の番組で移籍情報を扱う「Hot Stove」にて、識者らが議論を展開。「あのスイングはフェンウェイに合わない」として、本拠地球場との相性の悪さなども指摘している。 【動画】グラブ投げつけ、椅子転倒で絶叫 吉田正尚に米ファン怒り「何なんだ」 番組に出演したレッドソックス地元放送局「NESN」のトム・キャロン氏が、トレードの駒になりそうなレッドソックスの選手と来季の打線などを分析した。5番には吉田が指名打者として名を連ねていたが、キャメロン氏は「彼はDHでなければいけません。攻撃力が高いチームにとって、昨季チーム総得点数では(ア・リーグ)3位でしたが、役割に適さない選手が何人かおり、今後数週間でこれを解決しなければなりません」と、打線を組み替える必要があるとした。 そして、同番組の司会を務めるハロルド・レイノルズ氏が「ヨシダがトレードされる可能性はあると見ている? あのスイングはフェンウェイに合わない。あくまで私見だが」と問うと、キャメロン氏は「ええ、彼がトレードされる可能性はあると思います。ええ、間違いなく、彼がトレードされる可能性はありますね」と断言。そしてトレード成立には「元よりかなり安い値段でトレードしなければならないでしょう」と、レッドソックス側がなにがしからの負担の必要があるとみた。 一方でレッドソックス打線は今季リーグワースト2位の三振数を喫した。その点、「彼は三振はしなかった。彼はコンタクト力に優れている。健康な状態であればレフト方向に打球をちりばめることができる」と打者としての優位性も指摘。それでも、「あなたが言ったように(現在のチームに)合うかどうかという点から、彼は今のロースターには合わないのかもしれないので、彼がトレードされても私は驚きません」と語っている。 吉田は今季、左手親指の負傷で負傷者リスト入りして長期離脱。108試合の出場で打率.280、10本塁打、56打点、2盗塁、OPS.764だった。メジャー1年目は左翼手として89試合、指名打者で49試合の出場だったが、今季は守備に就いたのは1試合。指名打者専任としてはパワー不足は否めず、放出の噂も絶えない状況となっている。
Full-Count編集部