パーマー、ヴィルツ、グリマルド…EURO2024を席巻する大会デビュー組
EURO2024まであと数日となったが、自国代表の最終選考に残った選手たちにとって、この欧州選手権はキャリアの大きな節目となる。ブレイクしそうな若手から、ケガの功名者、苦労して代表の座を勝ち取った遅咲きの選手まで、多くの名前がドイツでメジャー大会の舞台に立つ。 UEFA EURO2024(ユーロ2024)グループステージ展望 突破の可能性が高いチームは? 最も大きなインパクトを与えそうなデビュー組は誰なのだろうか? EURO2020が1年延期され、2022年ワールドカップが冬に開催されることになった結果、これらの大会のメンバーにはそれほど大きな変化はないが、シニアの国際大会に初出場するスター選手はまだたくさんいる。 GOALはEURO2024で旋風を巻き起こしそうな大会デビュー組をお届けする。
フェデリコ・ディマルコ(イタリア)
現在、間違いなく世界最高の左ウイングバックであるにもかかわらず、フェデリコ・ディマルコは26歳というEUROに初出場する。インテルの主力は今季も素晴らしい成績を収めた。ネッラズーリのスクデット獲得に貢献し、ハーフウェイラインからの驚異的な一撃も含め、全コンペティションで14ゴールを挙げた。彼は時間をかけなければならなかったが、ドイツではイタリアのキーマンの一人となるだろう。
エベレチ・エゼ(イングランド)
エベレチ・エゼのイングランド代表招集は、多くのプレミアリーグ観戦者にとってはサプライズだっただろうが、オリヴァー・グラスナーが率いるクリスタル・パレスをEURO2024までの数カ月間見ていた人なら、エゼがその座を十二分に勝ち取ったことを知るだろう。この爆発的なアタッカーは、グラスナーが改革したパレスでチャンスを作り出すマシーンであり、前線全体の脅威でもある。彼はガレス・サウスゲート監督に大きなインパクトを与えるだろう。
クリス・フューリッヒ(ドイツ)
母国でのデビュー戦となる今大会では、先発出場はないだろう。しかし、シュトゥットガルトのクリス・フューリッヒは、ドイツ代表の直近の試合で、交代要員として大きなインパクトを与える能力を持っていることを証明している。この26歳のウインガーは今シーズン、目を引く存在となり、シュトゥットガルトがチャンピオンズリーグ出場権を獲得した際には16ゴールに貢献した。出場時間を巡っては厳しい競争にさらされているが、注目すべきデビュー選手である。