【シンガポール】動物園運営社、5カ所目の施設を来年開園
シンガポール動物園などを運営するマンダイ・ワイルドライフ・グループは来年3月、新動物園「レインフォレスト・ワイルド・アジア」をオープンする。同社にとって5カ所目の施設となる。 マンダイが7日に発表した声明によると、北部の自然地区「マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ」内に熱帯雨林をテーマにした新動物園を開園する。自然の中を探検しているような空間を演出し、熱帯雨林に生息する動物や植物に身近に触れることができる施設だ。探検に重点を置いた動物園はアジアでも珍しいという。 園内は動物に接するコーナーや熱帯雨林の自然を再現した展示など10カ所の区域に分かれている。動物はバビルサ(インドネシア・スラウェシ島を中心に生息するイノシシの仲間)など時間帯によって29種類を公開。ベトナムやラオスでみられる世界的に希少なサルの一種、フランソワルトンなどもシンガポールで初お目見えする。東南アジアの熱帯雨林の植物約7,000種類も展示する。 マンダイは現在、シンガポール動物園、ナイトサファリ、バードパラダイス、リバーワンダーの4施設を運営している。今後はアフリカの熱帯地域やマダガスカルの自然をテーマにした「レインフォレスト・ワイルド・アフリカ」も開園する予定だ。