もはや第二のエプスタイン。米大物ラッパー、ディディとグルなセレブは誰?
セックスを餌に政財界の要人の弱みを握って網の目を掻い潜っていたと思われるディディを最近、“ブラック・エプスタイン”と呼ぶ人も少なくない。そう、若い女性たちを毒牙にかけながらも圧倒的な資本力と政治力で罪を逃れ、最終的に起訴されそうになって自死した実業家ジェフリー・エプスタインの黒人版ということだ。エプスタインには少女をスカウトし、売春行為を支持するギレーヌ・マックスウェルという右腕がいたが、ディディにも右腕とみなされる女性スタッフ、クリスティナ・ホーラムがいる。 ゴシップ記事ではディディのチーフ・オブ・スタッフとされるホーラムは、2013年から彼のスタッフとして働き始め、着実にステップアップしたやり手女性だ。ディディと後ろめたい秘密を共有していると思われる彼女は、起訴状に名前がなかったため、検察側の証人となることで罪を軽くする司法取引に応じたもよう。
真相が明らかになるのはもう少し先
とはいえ、「フリークオフ」で秘密裏に録画された映像があれば、検察としてはディディを有罪にすることなど簡単そう。違法薬物を使用したり、合意がない相手と性行為をおこなっている姿を撮影&保存していたのは、ディディにとっては身の安全を担保するため。しかし、それは同時に自身の犯罪行為の証拠ともなるわけで、両刃の刃となってしまったのだ。 保釈を却下され、現在はブルックリンにあるニューヨーク市矯正局の留置場で自殺防止監視を受けて過ごしているディディ。開始まで1年以上かかる可能性がある裁判だが、エンタメ界の深すぎる闇にメスを入れられるかも焦点の一つだろう。膨大な証拠や信憑性の高い証言で足場を固めた検察と、大金を惜しげもなく注ぎ込んだディディの辣腕弁護団の戦いの行方が今から気になるところだ。