もはや第二のエプスタイン。米大物ラッパー、ディディとグルなセレブは誰?
ディディのパーティはもはやサバイバルゲーム
家宅捜査ではシリアルナンバーを削ったライフル銃や大量の弾薬も押収されていて、ディディたちが被害者を脅すために使用された可能性が高いとのこと。驚くのは、数日間続く「フリークオフ」の参加者たちが疲労回復や摂取した薬物の影響から早く脱するために点滴を受けていたという事実。乱行パーティに参加するには体力が必要なのだ。しかもホテルのスイートルームで「フリークオフ」が行われる場合、ディディのスタッフはベビーオイルや潤滑剤、リネン類を部屋に事前に運び込んでおき、フリークオフ後は室内清掃までしなければならなかったことも連邦検事が明かしている。
検察は一連の犯罪はディディが単独で行なったわけではなく、組織犯罪であると結論づけていて、いわゆるRICO案件として調査が進むようだ。莫大な資産と人脈を持つディディに逃亡の可能性があると検察は見ているが、弁護士によると彼は現在、自家用ジェットを売却する手続きを取っているという。さらにディディ自身はもちろん、成人している息子たちも自主的にパスポートを提出していて、国外逃亡の可能性はかなり低そうだ。しかし、判事が保釈を却下したのは、ディディとその仲間達が証人を恐喝する可能性が高いためで、彼とその取り巻きを有罪に追い込みたい検察は家宅捜索で没収したフリークオフ・ビデオなどに映っていた多くの人物から証言を取り付けていると言われている。パーティに出席していたセレブたちは、ディディのパーティで実際にどんなことが行われていたのかを知っていたはずだ。
参加者のひとりはケヴィン・ハート
フリークオフ・ビデオではないが、TikTokにアップされたディディ宅でのパーティ映像に写っているのは、コメディ俳優のケヴィン・ハート。バスタブに座っていた女性の髪にキャンドルの火が燃え移ったハプニング映像だが、彼自身がネットにアップするためのビデオ撮影をしていたようでカメラマンに「カット」と指示していたが、カメラマンはそれを無視して撮影続行していた。またケビンがディディの寝室で彼とアッシャーにインタビューした過去の映像も掘り起こされていて、「フリークオフ」の常連だった可能性が高い。きっと検察から接触されているに違いない。