「その塾、本当に子どもに合ってる?」子どもと塾との“相性”を見極める3つのポイント
大手4大塾を徹底解説! 子どもを合格に導く上手な塾の使いこなし方
中学受験勉強で役立つ勉強の方法や、すぐに実践できるコツなどをYouTubeチャンネル「ホンネで中学受験」で発信しているユウシンさん。 【グラフで一目瞭然!】大手4大塾を徹底解説。レベルの高い塾、宿題が多い塾はどこ? そんなユウシンさんの著書『SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー 中学受験4大塾でがんばるわが子の合格サポート戦略』は、塾別・学年別・科目別にサポートし、お子さんを合格に導く上手な塾の使いこなし方がわかる1冊! 既にお子さんが4大塾に通っている親御さん、どの4大塾に通わせようか悩める親御さんは必読です! 今回はその著書の中から「塾との相性が悪い時はどうする?」というトピックスをピックアップ。子どもと塾との相性の見極め方や、転塾の可否とその時期を解説します!
塾との相性が悪い時はどうする?
塾との相性が悪いと、伸びる成績も伸びません。私が大手塾の講師として勤務していた時も、「この子は絶対にウチの塾じゃない方がうまくいく可能性が高いだろうな…」と思うことも正直ありました。塾との相性がよくないと判断する時の状態とは、主に以下の3つです。 ・授業についていけていない ・宿題をやり切ることができない ・塾に行きたがらない <授業についていけていない> 前提として、授業だけでその週の内容をすべてマスターできるわけではありません。ただ、お子さんが持ち帰ってくる内容があまりにも少ないと、通う意味はなくなってしまいます。 授業についていけていないかどうかを判断するためには、教材やノートを見てみるとわかります。書き込みがほとんどなかったり、逆に落書きがたくさんあったりすると、集中しているとは言えません。その場合は、授業で集中できていない理由を分析し、それによってはクラスの変更、あるいは転塾の検討もアリです。 <宿題をやり切ることができない> どの4大塾でも宿題が出されます。それを一定のクオリティーでこなすことができたら、自然と学力がついていくようになっています。ただ、それこそが非常に難しいのです…。 宿題をすべてやり切ることができない場合は、優先度を考えましょう。「基本を徹底的に」をベースに考えれば、取捨選択することができます。 <塾に行きたがらない> こうなってしまうと、勉強どころではありません。まずは、塾に行きたくない理由をお子さんに聞いてみましょう。その上で、冷静に判断する必要があります。 例えば、塾で嫌がらせにあっている、塾の先生が苦手、授業についていけない、テストの点数が悪いと怒られる…などなど色々と考えられます。 「塾に行きたくない」というのは、中学受験を続けられるかどうか危うい状況です。そこは大人が介入してサポートする必要があるので、お子さんからのSOSに気づいてあげられるように注意してください。