繁殖場から保護された希少犬種ウィペット ネグレクトされリンパ腫で危ぶまれた未来 「すべてを受け入れる」家族の愛に包まれ毎日を生きる
「1日でも長く生きてくれますように」と続々届いた支援
「ハリーのために」と多くのフードが贈られ、「1日でも長く生きてくれますように」と支援金が続々と届きました。たくさんの善意にこみ上げる涙を抑えながら団体メンバーはハリーに話しかけました。 「大丈夫だよ、ハリー。これだけたくさんの人たちが応援してくれているから、きっと幸せな余生をつかむことができるよ」 その思いは保護から約5カ月後に現実になりました。
13歳にして初めての「家族」のもとで幸せな余生へ
ハリーの元に「病気も年齢も含めてすべてを受け入れたい」という里親希望者さんが現れたのです。他県で暮らす優しい家族で、まだ小さいお子さんも含め家族全員でハリーを温かく迎え入れてくれました。 13歳というハイシニアでリンパ腫を抱えながらも、初めて人間の温もりを感じることになったハリー。「構って」「散歩に行きたい」「お腹がすいた」といったワンコであれば、ごく普通の意思表現もこの家で初めてするようになり、幸せな日々過ごしているとのことです。 多くの支援があってこそ実現したハリーの幸せ。優しい里親さん家族のもとで「人間の愛」に包まれながら、1日も長く余生を過ごしてくれると良いなと思います。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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