「いずれN国をホリエモン党にする準備段階」立花孝志氏が両党の関係を説明
NHKから国民を守る党(N国)党首で、政治団体「ホリエモン新党」を設立し、代表を務める立花孝志氏は17日、都知事選の立候補予定者会見の場で両党の関係性について説明し、将来的にN国とホリエモン新党を合流させる意向があることを明らかにした。 【動画】ホリエモン新党、堀江氏秘書の齊藤氏が出馬表明
2013年に設立したN国は、NHKのスクランブル放送化などを公約に掲げている。昨夏の参議院選で2%以上の得票率を得て、公職選挙法と政党助成法上の政党要件を満たしたが、立花氏は先月末、政治団体であるホリエモン新党を立ち上げた。ホリエモン新党の名称は、実業家の堀江貴文氏の愛称を使っているが、堀江氏は5月末に「特定の政党や候補者とは関係ありません」とツイートしている。 立花氏は、18日に告示される都知事選(7月5日投開票)について、先週はN国の公認として立候補する方針を示していたが、この日の会見でホリエモン新党の公認として出馬することになったと明らかにした。 両党の関係について会見で問われると「もともと私自身はNHKのスクランブル放送が実現すれば政治家をやめると明言している。公党(N国)の代表ということを考えると、どうしても堀江さんに後を託したいという強い思いがあった」と述べた。 さらに「いきなりN国をホリエモン新党にするんじゃなくて、ホリエモン新党を作ってみて、ホリエモン新党の社会での人気を確認した上で、いずれはN国をホリエモン新党、あるいはホリエモン党にしていくための準備段階だ」と説明。 N国が掲げた公約との絡みについては「NHK問題だけやっていても、いつまでもNHKのスクランブル放送化ができない。直接民主制を導入しようと思ってやってきたが、そこの広がりも厳しい。だったらもう、堀江さんの政策を実現することをNHK問題以外に掲げていけば、政権与党側に入れる可能性も出てきて、NHKのスクランブル放送が実現できるのではないか」と見立てを語った。 ホリエモン新党からは、都知事選に立花氏自身のほか、堀江氏の秘書である齊藤健一郎氏ともう1人の計3人が公認候補として立候補する予定だという。