前回4位の中大は12位 中盤以降チグハグな継走「エースをしっかり仕上げられなかった」/全日本大学駅伝
◇第56回全日本大学駅伝(11月3日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 全日本大学駅伝の総合成績をチェック! 大学駅伝ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、國學院大が5時間9分56秒で悲願の初優勝を果たした。前回4位に入っていた中大は5時間19分49秒で12位。4年連続シードはならなかった。 1区には溜池一太を起用したが19位(※個人20位)で中継。「2週間ほどの練習しか詰めてない中でよくやってくれたと思います。最後の絞り出しのところはちょっと難しいだろうと思っていました」と藤原正和監督は言う。 2区の岡田開成(1年)と3区の本間颯(2年)が区間6位で総合6位まで順位を上げ、「ここまでは想定通りでウチが考えていた駅伝でした」と藤原監督。だが、「4、5区でジャンプアップしたかったですが遅れてしまった」。それにより「(6区の)1年生の佐藤大介に負担をかけてしまった」と言う。 エースの吉居駿恭(3年)は苦しい走りに。「コンディションはむしろ良かった。力不足です。エースをしっかり仕上げられなかったのがすべて」と指揮官が責任を負った。チーム全体としては「練習ははできる」が、「本番で出せないと意味がない。取りこぼしているようでは問題外。スタッフ陣の持っていき方、調整にも原因はあると思うので真摯に受け止めたい」と話す。箱根駅伝に向けて「2ヵ月で立て直していきたい」と絞り出した。
月陸編集部