宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見(全文3)月末までにコロナ追跡システム完成へ
大阪モデルを基本に
吉村:0.5ですか。0.5ぐらいですが、それが1を超えてきたときには非常に、これは伸びる傾向にあると。大阪で最も高かったのが3.5ぐらいいったときがあります。これは3月の下旬のとき。このときが最も危険だった、大阪にとって危険だったという数値です。ただ、3月の下旬っていうのは陽性者数でいくとマックスではないんです。マックスは4月の上旬で。実は3月の下旬のときというのは、アンテナとしては一番注意しなきゃいけなかった時期だったということが、のちの検証で分かってます。その検証を基にしながら、そういった前週比較の移動平均を使った数値モデルを作ったので、それが1を超えたときが1つのポイント。 もう1つは、感染源不明の数の絶対数。これも7日平均、移動平均で見ていきますけど、移動平均で見て5人から10人ぐらいの枠に入ってくるとき、これはわれわれの過去実績で見ても非常に、増加傾向でその人数になってくると、ある意味、さっきの数値と掛け合わせて考えたときに危険を察知する数値になっていきます。 あとは陽性率。7%になれば非常に危険。最大27%のときがありましたが、7%以上になれば、これは危険だと。それが大阪モデルの再入り口の基準にしてますんで、そのどれか1つがつけば黄色の信号をつけます。その3つが全てそろえば赤の信号をつける。赤の信号がついたときには学校の在り方というのを、それは休校にすべきなのか、あるいは時間を短縮するのか、いろいろやり方はあるかと思いますが、なんらかの措置をお願いするタイミングになるだろうというふうに思ってます。 周辺の状況とかさまざま、いろんな状況は当然見ますが、やっぱり大阪モデルを基本にしながら、ただ、大阪モデルを絶対視するだけではなくて、全体の状況も当然これは見ます。で、大阪モデルという数値を作ったので、それを超えてきてこれは危険だと判断したら早く抑えなきゃいけないので、そのときはもう一段の判断をする可能性もありうるというふうに思っています。 【書き起こし】宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見 全文4に続く