【Z世代のお財布事情】物価高を感じる人は98%超!大学生の実態調査を考察
「自分」より「みんな」に使うという意識がうかがえる
再びアンケート結果を振り返ってみて気になるのが、物価高を感じる項目に外食を挙げる割合が高い反面、節約をする対象として外食を選択する割合が減っている点です。 ・「大学生活ではコミュニティが重要だと感じています。人脈がないと就活や試験期間を乗り越えるのが難しいです。最近は出会いや交流の場を大切にする風潮もあり、将来のキャリアを考えると、友人との外食など交際費は節約したくないです。」 ・「友人との食事や飲み会などの交際費は維持しつつ、個人的な外食や食料品購入を工夫して節約しています。例えば、コンビニの近くに小型スーパーがあれば少し遠くてもスーパーで買い物をしたり、一人での昼食は1000円程度に抑えるようにしています。ただ、旅行先では思い出作りを優先して、あまり節約は考えずに(限度はありますが)お金を使うようにしています。」 上記はアンケートに回答した方の意見の抜粋になります。 筆者はこうした意見にかなり同意できます。 大学に通うにしても、課題や授業を共に乗り越えられる友だちがいると、しんどさが緩和されるような気がします。そうした大事な友だちと過ごす時間は極力減らしたくありませんし、友だちとの外食や旅行などにはできるだけお金を惜しみたくない、というのが本音です。 交際費としての外食は維持しつつ、1人だけの食事については外食を控えたり、自炊をして食費を節約する傾向が見られるのではないでしょうか。
まとめにかえて
今回は物価高にまつわるアンケートを見てきました。 やりたいことの多い学生は時間の使い方も大切ですが、お金も大切。使えるお金が限られるので、ほとんどの人が物価高を実感しながらお金のやりくりを考えているようです。 最近では国公立大学の学費が増えるニュースなど、あらゆる面で物価高が進みます。 賢くお金を使って、楽しい学生生活にしていきたいですね。
参考資料
・PRTIMES 【Z世代実態調査】大学生の98.3%が物価高を実感、食料品で最も顕著 ・総務省 2020年基準消費者物価指数
LIMO・U23編集部