【Z世代のお財布事情】物価高を感じる人は98%超!大学生の実態調査を考察
【大学生の嘆き③】節約しないとやっていけない
●節約している品目 ・食料品:51.0% ・衣類・ファッション:36.4% ・飲料:31.5% ・外食:30.6% ・趣味・娯楽:19.8% やはり上位には食料品が入っています。高いコンビニは避けて安いスーパーを探したり、ドンキホーテのような量販店を利用するなど、何かしらの工夫はしている印象です。 さらに衣類・ファッションも大事な要素です。髪のケア、カラーなどで1万円が軽く消えてしまうことも珍しくなく、ファストファッションが流行するのも頷けます。筆者の場合、ショートヘアを維持するために最低でも2か月に1度は美容院に通いたいため、バランスをとるため洋服をいかに手ごろに買うか、に重点を置いています。
実際、どのくらい物価高なのか
こちらはうまい棒を制作する会社やおきんの公式アカウントが、X(旧Twitter)に投稿したポストです。「うまい棒といえば10円」というイメージが強いのに、実は値上げは2022年にも実施されていることを考えるとやはり物価高は深刻なのかなと思ってしまうお知らせです。 ちょっとしたお菓子にも手が伸び悩む程度には広まる物価高。 では実際、どのくらい物価高が進んでいるのか見ていきましょう。 消費者物価指数とは、「家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもの」で、総務省統計局が毎月作成しています。 2020年を100として、どのくらい指数が上昇しているかで物価高を数値として見ることができます。 調査概況 ・総合指数は2020年を100として108.9前年同月比は2.5%の上昇・前月比(季節調整値)は0.3%の下落 ・生鮮食品を除く総合指数は108.2前年同月比は2.4%の上昇・前月比(季節調整値)は0.3%の下落 ・生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は107.4前年同月比は2.1%の上昇・前月比(季節調整値)は0.2%の上昇 [総合指数の前年同月比に寄与した主な内訳] ※%は前年同月比、()内は寄与度を表しています。 食料 ・穀類:10.4%(0.24) ・・・・・ うるち米(コシヒカリを除く):46.3%%(0.16) など ・生鮮野菜:6.8%(0.14) ・・・・・ トマト12.2%(0.04)など ・外食:2.7%(0.13) ・・・・・ 焼肉(外食):3.8%(0.02) など ・肉類:4.1%(0.11) ・・・・・ 豚肉(国産品):6.7%(0.04) など ・生鮮果物:10.6%(0.10) ・・・・・ 梨:13.4%(0.03) など ・菓子類:3.3%(0.09) ・・・・・ チョコレート:9.8%(0.03) など ・調理食品:2.1%(0.08) ・・・・・ おにぎり:4.9%(0.01) など 住居 ・設備修繕・維持:2.8%(0.10) ・・・・・ 火災・地震保険料:2.7%(0.02) など 光熱・水道 ・電気代:15.2%(0.46) ・ガス代:7.7%(0.11) ・・・・・ 都市ガス代:8.3%(0.08) など 家具・家事用品 ・家庭用耐久財:6.5%(0.09) ・・・・・ ルームエアコン:17.0%(0.07) など 交通・通信 ・自動車等関係費:0.8%(0.07) ・・・・・ 自動車保険料(任意):4.1%(0.07) など 教養娯楽 ・教養娯楽サービス:5.0%(0.27) ・・・・・ 外国パック旅行費:65.3%(0.15) など 指数は直近は下落しているものの前年と比較すると右肩上がり、さらに詳細に見ていくと、やはり食品の物価が上がっています。生活に不可欠な生鮮野菜はもちろん、穀類も上昇しています。 ひとり暮らしの大学生としては、光熱・水道の物価も気になるところ。 節電はしたいけれど、熱中症になっては困るからクーラーを付ける.....今年の夏はそんな葛藤が続きました。