山岳警備隊から空の安全までを支える! モンベル製のワークウエアが様々なシーンで大活躍
この夏開催された、季節先取りのモンベルの秋冬新製品発表会に参加しました。魅惑的な新製品は順次詳しくお伝えしたいと思いますが、今回は同発表会で知った様々な分野で使われているアイテムをお伝えしたいと思います。 【写真】モンベルのワークウエアの詳細をチェックする(全4枚)
北アルプスでの遭難救助のプロ用レインウエアを開発
まず目を見張ったのが、アウトドア製品の開発で培ったノウハウを生かした専門分野に特化した仕事着で、富山県警察山岳警備隊特別仕様のレインジャケットです。視認性の高いカラー、ヘルメットの上からでもかぶりやすいフードの形状、ハーネスの干渉を防ぐため胸に配置された縦ポケット、蒸れにくい脇のベンチレーションなど、防水性、防寒性に優れた素材を使うことで、細かい配慮がなされた山岳警備隊専用のレインジャケットです。もちろん一般販売はされていませんが、凄くカッコいい逸品です。 さらに富山県立山町と町職員さん向けに、災害時の現場で着るための防災服も同社が作っています。特殊な織り加工を施し、微細な孔(あな)を持たせています。独自の通気性と速乾性が優れた素材を使い、災害現場でも涼しく快適に着れるジャケットを開発しています。
北の漁師さんから空港スタッフ用まで厳しい環境に対応
また山岳地や災害地以外でも信頼を寄せられているのがわかります。釧路市東部漁業協同組合では凍てつく寒さのなかで働くための漁業ウエアのフィッシャーマンタフジャケット・ビブに、ウイックロンやジオラインなどの速乾性の高いインナーを着て仕事をしています。海で働く漁業者のみなさんの声をフィードバックして改良・開発をしているそうです。 空港で働く人たちのウエアも春から秋はレインウエア、冬は防寒ジャケットのように、季節に応じて変えられるアウタージャケットがあります。航空の安全を支える整備士や、飛行機の誘導・荷物の搭降載に携わるグランドハンドリングスタッフが着ているウエアもモンベル製品でした。知られざる企業活動についても随時レポートしたいと思いますのでお楽しみに!
多田壮一