【ラグビー】フランスが日本戦メンバー発表。アントワンヌ・デュポンが先発復帰、齋藤直人とマッチアップへ。
スタッド・ド・フランス(サン・ドニ)で11月9日に、リポビタンDツアー/オータム・ネーションズシリーズで日本代表と対戦するフランス代表が、7日に試合登録メンバー23名を発表した。スコッドのキャプテンであり、7人制ラグビーのパリ五輪メダリストのSHアントワンヌ・デュポンがスターターに入りRWC2023以来のテストマッチ復帰を果たす。 2021年の世界最優秀選手で、15人制フランス代表52キャップのデュポン。自国開催での初優勝が期待されながら準々決勝で敗退した2023年W杯後、パリ五輪の7人制ラグビーに出場するため一時セブンズに転向し、7月の本大会では金メダルを獲得した。10月上旬に所属クラブであるトゥールーズで15人制に復帰し、今秋のANSで代表招集を受けスコッドのキャプテンに任命されていた。 トゥールーズのチームメイト、齋藤直人は日本のSHとして先発出場する。テストマッチで実現するマッチアップで、齋藤はフランスでの経験と進化を示すことができるか。 デュポンにとって昨年10月15日のRWC2023準々決勝・南アフリカ戦(●24-28)以来の復帰戦となるテストマッチは、同じトゥールーズ所属のSOトマ・ラモスとハーフ団のコンビを形成する。トゥールーズ所属選手はFLフランソワ・クロスら8名がメンバーに入った。NO8グレゴリー・アルドリット、WTBダミアン・プノーら今年のシックスネーションズでプレーした選手も多くスターティングXVに名を連ねている。 その中で初先発で初キャップを獲得するバイヨンヌ所属でトンガ出身のPRテビタ・タタフに注目したい。日本のNO8テビタ・タタフと同姓同名だが、こちらはボルドー・ベグル所属でサモア出身だ。 リザーブにはHOジュリアン・マルシャン、CTBガエル・フィクーら経験豊富なプレーヤーも控えている。 日本との前回対戦は2022年11月20日、トゥールーズで35-17で勝利している。今回、初めて日本を迎えるスタッド・ド・フランスは過去20戦で18勝という圧倒的な勝率を誇る試合会場だ。現在世界ランキング4位のフランスの本拠地で、同ランキング14位の日本は2024年に積み重ねてきた力を見せたい。