「言い訳をしたくなることも」菅原由勢24歳の葛藤…出場機会を失ってもなぜ折れなかった? “最高のお手本”はあの選手「尊敬しかありません」
“最高のお手本”はあの選手「尊敬しかありません」
チームへの忠誠心が揺るがないのは、最高のお手本が身近にいるからだろう。長友佑都だ。カタールW杯以降は出場機会がなく、最終予選では招集されるもののメンバー外が続ているベテランは、それでもチームを力強く支えている。 「いやあ、あの人の存在を言葉で表すのはすごく難しいというか。やっぱりあの人がいるといないでは、チームの雰囲気だったり、試合前の雰囲気作りだったりが、全然違うというか。それがいいか悪いかじゃなく、あの人の存在があってこそメリハリがつけられていると思うので。しかもあの年齢であれだけの経験がありながら、ベンチに入れないことで悔しい思いを感じながら、先頭に立ってチームを引っ張ってくれている。その姿勢には尊敬しかありません」 チームは最終予選の5試合を終えて、4勝1分の勝点13で首位に立っている。継続性がもたらすチームとしての成熟度を土台に、「個」が力を伸ばしていく現在の日本代表は、国際的にも競争力の高い集団と言っていい。そのうえで、勝利の原動力となる一体感を磨き上げている。 ピッチ上でのプレータイムが限られても、菅原由勢はチームファーストの姿勢を貫く。アジア最終予選を戦っていくチームにとって、彼もまたかけがえのない存在なのである。
(「サッカー日本代表PRESS」戸塚啓 = 文)
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