「野球界は正気を失っている」大谷翔平にも影響大!? MLBが次々とルール変更で物議「時計の針を戻したいと思わせるほど…」
近年のメジャーリーグは、試合をより良く、より面白く、よりエキサイティングにするため、様々なルール変更を行なってきた。最近では、MLBコミッショナーを務めるロブ・マンフレッド氏が、ゴールデン・アット・バット・ルールについて言及したことで物議を醸している。野球界は正気を失っていると、米紙『トロント・サン』が指摘した。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 2023年には試合時間の短縮を目的にピッチングクロックというルールが追加され、投手が投球するまでの時間が制限されている。他にはビデオ判定の導入、守備シフトの禁止、牽制の回数制限、ベースの巨大化などがあり、次々と新ルールを採用して改革を行なってきた。興行的に良い面もあるが、選手などから問題提起されることも度々ある。 そして、最近では、打順に関係なくチーム最高の打者を打席に送ることが出来る「ゴールデン・アット・バット・ルール」が提唱され、またも投手泣かせのアイデアが議論されている。これに対し、同メディアのスティーブ・シモンズ氏は「どうやら野球界は正気を失っており、良心も失っているようだ」と指摘。続けて「今起きていること、時と共に今後起きる可能性について考えると、野球がもっとシンプルで、たぶんもっと美しかった時代に、時計の針を戻したいと思わせる」との見解を示した。投手であり、打者でもある二刀流の大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)にとっても、ルール変更による影響から逃れることは出来ないだろう。
ベースボールチャンネル編集部