〔NY外為〕円、152円近辺(5日朝)
【ニューヨーク時事】5日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、この日投開票が始まった米大統領選の結果に注目が集まる中、1ドル=152円近辺で小動きとなっている。午前9時現在は152円00~10銭と、前日午後5時(152円09~19銭)比09銭の円高・ドル安。 前日は、共和党の地盤が盤石とみられていた米中西部アイオワ州で、民主党候補のハリス副大統領のリードを示す世論調査が明らかになり、米長期金利が低下。ドル売りが優勢となったものの、ハリス氏、トランプ氏の支持率は依然拮抗(きっこう)しており、予断を許さない情勢との見方から、この日は持ち高調整の商いが中心となっている。 米商務省が朝方発表した9月の貿易収支の赤字額は、前月比19.2%増の843億5900万ドルと、2カ月ぶりに拡大。市場予想を上回ったが、反応は限られた。この後は、米サプライ管理協会(ISM)が10月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)を発表する。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0890~0900ドル(前日午後5時は1.0871~0881ドル)、対円では同165円55~65銭(同165円45~55銭)と、10銭の円安・ユーロ高。