9月の夜のエアコン。「つけっぱなし」と「自動タイマーオフ」とで電気代はどのくらい変わりますか?
夏場、寝苦しい夜が続く毎日を過ごしていると、エアコンの使い方に悩まれる人も多いでしょう。快適な眠りのためには朝までエアコンをつけっぱなしにしておきたいところですが、一晩中となると電気代が気になってしまうかもしれません。 「節約のためにはこまめに電源を切った方がよい」と思う人も多いようですが、逆に、つけっぱなしの方が節約になるという話も聞いたことがあるでしょう。 本記事では、エアコンを一晩中つけっぱなしにした場合と自動タイマーをセットした場合の電気代を比較し、どちらがお得なのかをご紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンを一晩中つけっぱなしにした場合の電気代
エアコンの1時間あたりの電気代は「消費電力(キロワット)×電気代単価」で計算できます。消費電力は商品によって異なるため、カタログなどに記載されている数値を確認しておきましょう。 例えば、消費電力425ワットのエアコンの場合、キロワットに換算して0.425キロワットとします。電気代単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安単価としている31円/キロワットアワーを使用し「0.425キロワット×31円/キロワットアワー=約13.2円」が1時間あたりの電気代です。 エアコンを一晩中つけっぱなしにした場合の稼働時間を8時間とすると、約105.6円となります。 エアコンを一晩中つけっぱなしにして寝る日が1ヶ月(30日)続いた場合の電気代は、約3168円になります。これは寝ている時間帯のみの電気代なので、日中もエアコンを使用している場合はさらに電気代がかかることになるでしょう。
自動タイマーをセットした場合の電気代
自動タイマーをセットし、寝ている間にエアコンの電源がオフになるようにした場合の電気代も確認しておきましょう。 例えば、上記と同じエアコンを3時間後に電源がオフになるようセットした場合であれば約13.2円×3時間=約39.6円、5時間後に電源がオフになるようセットした場合は約13.2円×5時間=約66円です。 一晩中つけっぱなしにした場合との電気代の差は40~70円程度ですが、1ヶ月で換算すると1000~2000円ほどの節約になるでしょう。