鳥取県中部で震度6弱 気象庁会見(全文2完)今後1週間は大雨の予報なし
次の南海トラフの準備過程である可能性について
NHK:すいません、NHKなんですが、長い目で見てなんですけども、こういう南海トラフの巨大地震を繰り返すサイクルの中で、準備過程でこういう中国地方の活発化っていうのが起きるっていうこともいわれてるかと思うんですけれども、長い目で見てこれが1つ次の南海トラフの準備過程であるっていう可能性については、今回はどうなんでしょうか。 青木:そういった説があるというのは承知していますが、これからすぐにそれに結び付くかどうかというのは、そこまでは分かりません。 読売新聞:読売新聞のナカムラです。基本的なことを伺いたいんですけど、今現在までに(※判別できず)、余震っていうふうに考えていいですか。 青木:地震活動ということで(※判別できず)いただきたいと思います。今のところ、どれが本震、どれが余震ということは区別せずに地震活動、一連の地震活動というようなことで見ていただきたいと思います。 読売新聞:震度6弱以上の地震っていうのは鳥取では戦後、鳥取県西部地震以来? 青木:ちょっと待ってくださいね。鳥取県では今言われたように2000年の鳥取県西部地震以来。
今後生活していく上で注意しておくべき点について
NHK:NHKなんですけれども、1週間程度、同じぐらいの揺れがあるかもしれないと伺ったんですけれども、現地の人、激しい揺れに見舞われた人はかなり心配されている方もいらっしゃると思うですが、今後生活していく上で注意しておくべき点っていうのはどういったことを注意しておけばいいんでしょう。 青木:そうですね、まず今日の地震でかなり強い揺れに見舞われた地域があったと思うんです。そういったところでは家、建物が倒れやすくなっているですとか、土砂災害が起きやすくなっているところとか、そういった可能性が考えられますので、例えば倒れかけの家には近づかないとか、そういった危険な場所になるべく近づかないようなことが必要かと思います。 NHK:もし場合によってはそういった危険が、建物が危険な状況になったら避難する、そういう判断はやっぱり必要だということでしょうか。 青木:そうですね、そこはケース・バイ・ケースになるかと思いますので、最終的にはご自身の判断になるかと思いますけれども、まだこういったように地震活動が続いてますので、また同程度の規模での地震が起こる恐れがありますから、なるべく危険なところには近づかないといったようなことが必要かと思います。 NHK:あと地震のメカニズムが出ていたんですけれども、今回のメカニズムから、今回の地震の断層のずれ方が右横ずれとか左横ずれとかどういった動きしたかっていうのも分かったりするんでしょうか。 青木:そうですね、メカニズムのページ、4枚目ですか。それを見ていただくと断層の候補が2つあるわけなんですが、先ほどちょっと、その後の地震の起こり方を見てきたところ、南北方向に、地震活動域が伸びているように見えましたので、もしこれが正しいとすると、南北に動いてるほうの断層。そうすると左横ずれの断層になります。ただこれは今、速報の段階なので、もうしばらくちゃんと精査してから、断層のずれとかそういったのは見ていきたいと思います。