【ガールズケイリン】石井寛子がガールズグランプリ優勝報告会「24年の中で一番踏めた」~立川競輪
昨年暮れのG1「ガールズグランプリ2024」(2024年12月29日、静岡・静岡競輪場)で、7年ぶり2度目の栄冠に輝いた石井寛子(38)=東京・104期=の優勝報告会&トークショーが6日、開催中の立川競輪開設73周年記念 鳳凰賞典レース3日目の第4R終了後、特設ステージで多くのファンを集めて行われた。 石井が壇上に現れると「寛子ちゃん、おめでとう!」「おめでとう!」とたくさんの声援を浴び、ニッコリ笑顔。しかしグランプリ制覇の喜び、感激もつかの間だったという。「率直に言うと今年初めの地元京王閣(11日開幕)に向けて一生懸命に練習中。そっちの方が気になりまして」とあいさつ。プロとしてのお言葉を切り出した。 7番車でのグランプリ優勝を振り返り、「前に行くのも考えていたときに、(位置がない)坂口(楓華)さんが下がって来て、私にもチャンスがあるかなって。2番手になって、この状況はなんだろう。『バックでは後ろを見ろ』と教わってきたので引きつけられた」。 あと100メートルを過ぎても余裕十分に、優勝するための時間があった。「坂口さんのスピードと(ゴールまでの)距離で考えたらまだ踏み出さなくてもいい」と頭の中で思ったそうだ。「2024年の中で4コーナーから一番踏めた」。 MCを務めた落語家の立川吉幸さんに「ゴール後は、感極まって涙を見せたくなかったから下を向いていたのですか?」と問われると、「言えないのですが…」と前置きしつつ「全力で走って、ハアハアしている自分の顔を想像、意識してしまって。私ってどんな顔をしているのかなって思い、隠していました(笑)。結果的に隠していたほうが良かったかも(さらに笑)」と本音!?もちらり。80歳まで現役続行の意志を示し「周りの、テレビの80歳の方を研究しています」。見つめるファンからも笑いが飛んだ。 昨年は全場制覇、通算600勝、そしてグランプリ制覇を達成した。そして今年の目標は「ファンの方に応援し続けてもらえるよう頑張る。みんなの感激は、私の喜び」と言い切り、ファンと歩み続けることを誓った。 報告会終了後も立ち止まり、色紙にサインを書いたり、写真撮影に応じたりと報告会の最後の最後までファンを大切にする姿勢をみせていた。
報知新聞社