32歳、周囲の友人がみんな「NISA」を始めました。「月3万円」しか積み立てられないのですが、本当に“貯金”よりも得なのでしょうか? 今からでも始めるべきですか?
新NISAで投資をすると、貯金と比較して○万円の利益増の可能性も?
新NISAは長期投資をすることで「複利効果」を期待できる点も大きなメリットです。「複利」は、投資などで得た利益を元金にプラスして、さらに投資することでより多くの利益を得られる運用方法のことです。 毎月3万円を「積立定期預金」で積み立てる場合、定期預金の利率は0.025~0.3%程度です。 2024年8月20日時点での千葉銀行の積立定期預金の金利は10年で0.3%であり、同銀行のシミュレーションサイトでの試算では、毎月3万円を積み立てたと仮定すると10年後の元利合計は約362万円です。積立元本が360万円、利益は約2万円となります。 一方、毎月3万円を積立投資して年間3%の利益率で複利運用できた場合、元利合計は約419万円となります。投資元本360万円に対し約59万円の利益になる計算です。 また、複利は長期で運用するほど効果が大きくなります。仮に同じ条件で20年運用すると元利合計は約983万円となり、投資元本720万円に対して約263万円の利益を得られると計算できます。
まとめ
新NISAは旧NISAから引き続き、口座内で得た利益が非課税になるだけでなく、非課税投資枠が拡充していたり2つの枠の併用が可能になっていたりと、制度面で大きく進化しています。 NISAならば月1~3万円でも、長期で運用するほど定期預金よりも大きな利益を得られるチャンスがあるうえ、通常の投資ならば課税されるはずのお金も再投資することでさらに効率的に資産形成が可能です。 自身のリスク許容度に応じて、資産の一部をNISAでの投資に振り替えることで、効率的な資産形成を目指しましょう。 出典 金融庁 NISAを知る 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部