ダルビッシュ エスコン初見参で想起される"夢プラン" 現役最終、指導者としての復帰に現実味「北海道でお待ちしています」
パドレス・ダルビッシュ有が日本ハムの本拠地、エスコンフィールドに"初見参"したことが話題を集めている。 【動画】地区S第5戦でダルビッシュが好投!大谷翔平から空振り三振を奪う ダルビッシュは8日、自身のXを更新。「やっと来ることが出来ました」という文面とともに、エスコンフィールド内にある自身と大谷翔平の壁画前で撮影した写真を投稿。 この投稿にはファンからも続々と「お帰りなさい」「本人登場」「エスコンに降臨」など喜びの声があがり、現在の所属であるパドレスの公式アカウントも「ダルビッシュ有、君は最高だ」と投稿にコメントしている。 その後も現在、秋季練習中である日本ハムナインと交流を深めたことも報じられた。 エスコン初訪問は大きなインパクトを持って伝えられているが、ダルビッシュの日本ハム愛の深さも広く知られている。 今年5月に節目の日米通算200勝を達成したときのスピーチでも日本ハム及び日本ハムファンに感謝の気持ちを次のように伝えている。 「プロ入ったときに色々あって、その中でファイターズとファイターズファン、日本全体ですね。自分を優しく育ててくださったので、元になっている。その感謝を忘れずにずっとやっています」とキャリアのスタートとなった日本ハムファイターズへの感謝の気持ちを口にしていた。 昨年のWBCではチームのまとめ役として細かいケアも行い、世界一奪還の立役者となったことも記憶に新しい。今や日米球界含め、多くの選手が慕う”兄貴分”としても存在感を高めているとあって、ひそかに注目されるのはこの先のキャリアにもある。 現在所属しているパドレスとは2028年シーズンまでの契約を結んでおり、42歳までの長期契約となっている。 その後のキャリア形成に関して古巣の日本ハムに復帰することはあるのか。この点について、ダルビッシュは今年、韓国で行われた開幕シリーズ直後に放送された番組で注目発言を行っている。 3月23日放送の「バース・デイ」(TBS系列)に出演した際に古巣・日本ハムへの復帰願望を口にするシーンがあった。 日本ハム時代にバッテリーを組んだ鶴岡慎也氏に「最後、日本でプレーしたい気持ちは?」と聞かれると、「ありますよ」と即答。続けて「ファイターズのユニホームをもう1回着たい気持ちは絶対にありますし、自分がここ(MLB)にいる理由の一つなので。その気持ちはあります」とファイターズ愛を熱弁するシーンがあった。 同番組内では鶴岡氏から指導者への意欲も聞かれて「できる日のために準備はしてます」とこちらも明快に応えていた。 ダルビッシュがいつか選手としてプレー、また監督となって日本ハムの指揮を執る、そんな日がめぐってくれば、まさに夢プランとなる。番組が放送されると、ファンも「いつまでも北海道でお待ちしています!」「楽しみが増えた」と反響が拡がっていた。 野球、トレーニングに対する探求心、またコーチングにおいても、積極的に発言しているとあって、名指導者となることは確実。何よりメジャーで学んだことを還元となれば、日本球界にとっても大きな財産となることは間違いない。 今回の電撃訪問の行きつく先は?何よりまだまだメジャーでの快投も期待したいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]