〈食べログ3.5以下のうまい店〉焼肉界の新潮流!? コスパ◎うまい肉をクリーンな空間で提供する“ネオ下町系焼肉”
小関さん「荻窪駅から徒歩2分の路地裏にある駅近焼肉店。カウンターもあり、少人数でも気軽に行きやすいし、コスパも高い! ホスピタリティの高い店主が選ぶ、産地、ブランド、グレードにこだわらないおいしい肉をおいしいタレで、本能のまま堪能してほしいです。店は新しくきれいなのですが、味付けは濃いめで白飯にとても合うので、こっそり“ネオ下町系焼肉”と呼んでいます(笑)。」
店主の戸部州作さんは、学生時代から飲食店をやりたいとの思いがあり、飲食事業を展開する企業に入社。さらに、焼肉店で16年修業を積んだのちに独立。しかしその門出は、不運にも飲食業界未曾有の危機と重なってしまう。 「前職を退職してまもなくコロナ禍が始まってしまって。1年目はほぼニートの状態で、ひたすら試作などをして過ごしました。当時は苦しかったですが、今思えばあの期間があったからこそ冷麺の出汁など、うちならではの味を作り出せたのかなと思います」
オープン後も緊急事態宣言や営業時間の短縮など、思うように営業できない日々が続いたが、それでも休業せずに踏ん張り、少しずつ客足も増加。オープン4年目の現在では予約が取れにくい日もあるほど人気に。 「近隣に個人店が多く、協力しあえるつながりにも助けられていますね。3世代で通ってもらえるような、地域で長く愛される店を目指しています」
小関さん「店主の戸部さんとは前に働いていた焼肉店でサーブしていただいた際、話したのがきっかけです。後に荻窪で独立されたと聞き、早々に訪問しました。それが「荻窪焼肉 さく」です。コロナ禍の2021年3月にオープンし、正直この時期で大丈夫かなと思っていましたが、うまい肉を食べて大丈夫だなと安心しました。店主とスタッフのホスピタリティもこの店の魅力。肉のこと、焼き方なども親切に教えてくれますよ。」
メニューは赤身の「赤盛り」、ホルモンの「白盛り」、タンの「舌盛り」など、盛り合わせが充実。肉はいずれも産地やブランドを固定せず、おいしさのみにこだわって仕入れている。 「若いファミリー層も気軽に食べてもらえる価格帯にしたいので。その分仕入れの際には、サシの入り方など、部位ごとの細かな要望を担当者に繰り返し伝えて、私の好みを理解してもらっています」 こうした積み重ねにより、手頃な価格のおいしい肉を常時取りそろえている。