J2長崎の神戸MF山口蛍獲得が決定的に オファーに返答、神戸チームメートにも退団意思伝える
J2長崎が神戸MF山口蛍(34)を完全移籍で獲得することが19日までに決定的となった。複数の関係者が明かした。 今季限りで契約が切れる山口への正式オファーはすでに判明していたが、この日までに返答。神戸のチームメートにも退団の意思を伝えたという。昇格プレーオフ準決勝で敗れた長崎は、今年10月に新スタジアム『PEACE STADIUM』が完成。横浜DFエドゥアルド(31)の獲得も決定的となっているなど、ジャパネットホールディングスの高田旭人社長を先頭に、18年以来8シーズンぶりのJ1昇格を目指して積極補強を敢行している。 リーグ連覇と天皇杯を制した神戸は主将が流出する痛手。同じく今季限りで契約が切れるリーグMVPのFW武藤嘉紀には、名古屋から年俸3億円近い大型オファーが届いている。史上2クラブ目の3連覇、そして悲願のアジア制覇へシーズンオフから試練の連続となっている。 ◇山口 蛍(やまぐち・ほたる) 1990年(平2)10月6日生まれ、三重県名張市出身の34歳。C大阪アカデミーを経て09年にトップチーム昇格。19年に神戸移籍。J1通算359試合35得点、J2通算58試合2得点。13年7月の東アジア杯(E―1選手権)で日本代表デビュー。国際Aマッチ通算48試合3得点。愛犬は黒パグの「クロ」。1メートル73、72キロ。利き足は右。