トイレットペーパーは「シングル」よりも「ダブル」が「お得」になるケースもある? 価格と長さを徹底比較
「トイレットペーパーは日常的に使うものだからこそ、できるだけ安くおさえたい」という人もいるでしょう。この記事では、トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」の価格や長さを比較し、どちらが節約できるのかを紹介します。 賢く、使い勝手のよいトイレットペーパーを見つけるための参考にしてください。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレットペーパーの基本サイズ
国内で生産されているトイレットペーパーは、細かくサイズが定められています。以下の表1にまとめました。 表1
※筆者作成 これをふまえて、トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」の違いについて見ていきましょう。
トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」は何が違う?
今回は、あるメーカーのトイレットペーパー18個入りを参考に、シングルとダブルの違いをまとめました。 表2
※筆者作成 表2から、シングルはダブルの2倍の長さで、価格は30円(1個あたり2円)高いことが分かりました。製品によっては、シングルとダブルで同じ価格で提示している場合もありますが、今回のケースでは、ダブルの方が安い価格に設定されています。 金額面で見るとダブルがお得のように見えますが、本当にシングルよりも経済的なのか、さらに深掘りしていきましょう。
結局「シングル」と「ダブル」はどちらが経済的なの?
ここでは、シングルとダブルでどちらが経済的なのかを解説します。 トイレットペーパー(シングル)の平均使用量について、一般社団法人日本トイレ協会の調査結果が出ています。 男性:3.15メートル(大便) 女性:3.52メートル(大便) 1.45メートル(小便) なお、一般的に1日のトイレの回数は男性が大1回、女性が大1回、小7回とされているようです。 これらを踏まえて表2のトイレットペーパーの長さから、1年でコストはどれくらい変わるのか、計算しました。 ・男性の場合 3.15メートル×30日=約95メートル このことから、男性は1ヶ月で約95メートルのトイレットペーパーを使うことが分かります。そのためシングルでは95メートル÷60メートル=約2ロール、ダブルでは95メートル÷30メートル=約3ロール消費する可能性があります。 ・女性の場合 3.52メートル×30日=約106メートル 1.45メートル×7回×30日=約305メートル このことから、女性は1ヶ月で約106メートル+約305メートルで、合計およそ411メートルのトイレットペーパーを使うことが分かります。そのためシングルでは411メートル÷60メートル=約7ロール、ダブルでは411メートル÷30メートル=約14ロール消費する可能性があります。 以上を基に計算すると、男女の平均値でシングルは1ヶ月で約5ロール、ダブルは1ヶ月で約9ロール使用する可能性があるということです。そのため、シングルとダブルの費用差は以下の表3の通りです。 表3