関電が金品受領で再び会見(全文10)原発再稼働に多大な影響があると認識
今後の原発再稼働に与える影響は?
朝日新聞:じゃあ最後に1つだけ。八木会長にお聞きしたいと思います。福島の事故以降、再稼働に向けて国論が揺れる中で、実際にこれ、森山さんのほうからは2012年の大飯の再稼働以降、どんどん提供ラッシュが続いてきたわけですけれども、今回、明るみに出て、今後の再稼働に与える影響、つまり今回、経営の皆さんが再稼働で揺れてる間にいただいた、預かってた金品が大量にあるわけですけれども、今後の再稼働に影響はあるのか、ないのか、これについて八木さんのご見解をお願いします。 八木:今回の件によりまして福井県民の皆さまからの、これまでいただいてたご信頼とか原子力に対するお気持ちを裏切ったことになって、また多大なご迷惑をお掛けしたということで、そういった面であらためてお詫びを申し上げたいと思いますが、そういう意味ではこの再稼働をはじめ、原子力発電所を運営していくというのは、もうこれはもう、福井県民の皆さまの、地元の皆さまのご理解あってこそだと思っております。 そういう意味では、大きなこうした裏切った行為によって、大変な影響があったというふうに思っておりますので、ただ、私どもとしては原子力というのは国のエネルギー政策の中の大変重要な政策であり、それをわれわれ、担ってきておりますので、そういう意味では引き続き、そういう思いはしっかり持っていきたいと思っています。 そのためには地域の皆さまのご理解あってこそでございますので、今回失われた、そういった地域の皆さまの信頼を、1つずつ、1つずつ信頼回復できるように、誠心誠意、まずはきちっと事実関係をご説明し、そして今回のうみを全て出し切って再発防止をしていくと。こういうステップを踏みながら、そうしたことを県民の皆さまにしっかりとご説明して、ご理解を賜りながらやっていきたいと思っております。今後の原子力事業運営と再稼働に多大な影響があるという認識をしておりまして、それをしっかりと回復すべく頑張ってまいりたいと思います。 司会:よろしいですか。3時間を超えてまいりまして、社外の小林弁護士、待っていただいてます。そろそろ終わりにさせていただけないでしょうか。じゃあ、よろしいですか。あげておられる方、全員当てますので、マイクの担当、全員ついてください。この1、2、3、4、5、6、7名ですね、8名か。当てますので、質問を絞っていただいて、すいませんがよろしくお願いします。こちらから順番にいきます。全員、担当者、立ってください。じゃあそちらから。