ゴジラ-1.0と「君たちは~」アカデミーW受賞の瞬間、各国の記者から大歓声が起きた…沸いたのは日本だけじゃない 現地で実感した多様化と日本映画への期待
日本作品は授賞式や記者会見場を盛り上げたが、主要賞には絡まなかった。授賞式のクライマックスに発表される、メインの作品賞や監督賞、主演俳優賞は大きく盛り上がり、日本の記者としてうらやましかった。 イタリア通信社の記者が「イタリア作品はせっかく良くても、どこか自信なさげでこぢんまりしている」と話しているのを聞いて、日本作品にも同じことが言えると感じた。 「面白い映画をたくさん生み出すには、芸術性と製作規模のレベルがともに高い作品をハリウッド以外からも送り込み続けなくちゃいけない」という意見に同感だ。 多様化が進むアカデミー賞の波に乗り、日本映画も他の国と競い合って殻を破り、世界でますます飛躍することを期待したい。日本からのアンサーを世界に届けるためにも。