メルマガ集客20年の士業が送り続けている内容(横須賀輝尚 経営コンサルタント)
大企業に勤めていても副業が推奨される今、起業に興味を持つ人は増えています。そんな中、常に注目されているのが資格の取得。すでに資格を持っている人はもちろん、資格を取って独立したい人や資格に興味がある人に必読のQ&Aを、経営コンサルタントで士業(特定行政書士)でもある横須賀輝尚氏の著書『資格起業バイブル』から、再構成してお届けします。
■毎回売り込みだけのメルマガは、いうまでもなく嫌われる
『Q.メルマガでセミナーの集客をしても集まりません。メルマガで集客はできるのでしょうか? 横須賀先生のいうとおり、メルマガを始めました。始めたのはよいのですが、セミナーの集客もうまくいきませんし、出せば出すほど読者が減少してしまいます。本当にメルマガで集客できるのでしょうか?』 メルマガはもっとも効果がある営業ツールです。今すぐの顧客ではない見込み客を「つなぐ」ことができますし、またセミナーの集客なども実現できるようになります。 しかし、使い方を間違えるとメルマガも単なるスパムメールとして扱われてしまいます。書き手としては一所懸命書いているつもりでも、相手にとってはただの迷惑でしかないということはよくある話です。 このようなまったく売れないメルマガは、毎回売り込みばかりのメルマガを書いていることがほとんどです。「何かあればいつでもご相談ください」「セミナーがあるので来てください」などとメルマガが来るたびに書いてあるとすれば、誰でも気持ちよいものではありません。つまり、メールマガジンから問い合わせがほしい、あるいはメルマガからセミナーの集客がしたいと思うのであれば、売り込みのない、そしてお客様の役に立つ情報を送り続け、お客様に信頼される必要があります。 多くのメルマガに関する指南書は、メルマガのどこに何を書くかのような、形式的なことばかりフォーカスしていますが、重要なのはお客様にとって役に立つ情報を出し、お客様に信頼されることなのです。これは、リアルな人間関係に置き換えるとわかりやすくなります。 たとえば、あなたがある交流会である人に会ったとしましょう。その人は、どこかであなたを見るたびに何かを買ってくれといってきたとします。さらに2回目に会ったときも、3回目に会ったときも、毎回セミナーに参加してくれ、業務の依頼が欲しいといわれれば、誰でもうんざりしてしまいます。このような場合は、リアルな人間関係に当てはめればすぐにわかるのですが、メルマガではついつい毎回売り込んでしまう人が多いのです。それによって、読者は離れていってしまうのです。