メルマガ集客20年の士業が送り続けている内容(横須賀輝尚 経営コンサルタント)
■あくまで「情報提供ツール」としてお客様の役に立つ情報を送ろう
では、どのようなメールマガジンを送ればよいのかといえば、それは「お客様の役に立つ情報」です。士業のお客様は「経営者・起業家」が主なお客様になります。ですから、経営に役立つ情報を送る必要があるのです。 たとえば、税理士であれば節税に関することや税務調査の対応方法があります。社労士なら助成金や人事労務の問題点など、経営者にとってメリットがある情報を出していく必要があります。こうした情報を無料で提供することによって、あなたのことを信頼してくれるようになるのです。 私自身メールマガジンを20年ほど配信していますが、基本的にはマーケティングや経営に関することを書き、読者の皆様のお役に立てるような内容にしています。こういった内容にすることによって、喜びの感想などもいただけるようになりますし、何よりセミナーの集客や業務の問い合わせが増えます。つまり、売りたければ売り込まないメルマガを出すことが重要なのです。 メルマガは「読者を自分で増やす」必要がある そして、読者は自分で増やしていかなければなりません。メルマガが流行していた時期はただメルマガを発行するだけで読者が増えましたが、今ではそのような甘い話はありません。自分自身でメルマガ読者を増やしていく必要があります。主な増やし方は次のとおりです。 (1)会った人にメルマガ登録を促す 名刺交換した人にメルマガの登録を促し、登録してもらう方法です。名刺にメールマガジンを発行していることを書いておきましょう。ただし、今ではメルマガだけでは希少性が低いので、メルマガ登録者に小冊子のプレゼントなど、何かメリットになるものを加えるほうがベターです。 (2)ネットで広告を打つ メルマガ登録ページをつくって、リスティング広告に出稿したり、SNS広告に出稿したりして読者を増やす方法も効果的です。 (3)セミナーなどで告知する もし、セミナーをする機会があれば、そこで告知をして登録してもらうという方法があります。主な手法としては以上のようなものがありますが、ただ待っているだけでは読者は増えませんので、ぜひ集める努力をしてください。 横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役/特定行政書士
【プロフィール】
1979年、埼玉県行田市生まれ。専修大学法学部在学中に行政書士資格に合格。2003年、23歳で行政書士事務所を開設・独立。2007年、士業向けの経営スクール『経営天才塾』(現:LEGAL BACKS)をスタートさせ創設以来全国のべ2,000人以上が参加。著書に『プロが教える潰れる会社のシグナル』(さくら舎)、『会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業』(さくら舎)、『資格起業家になる! 成功する「超高収益ビジネスモデル」のつくり方』(日本実業出版社)、『お母さん、明日からぼくの会社はなくなります』(角川フォレスタ)、他多数。