92歳女性が「老人ホーム入居の夢」をあきらめた訳 老いの現実を知り、上手に付き合うためのコツ
家事を、家族以外の人の手を借りて解決することを可能にする、世の中の仕組みも徐々にできつつあります。 食事に関しては、コンビニには少量パックのお惣菜がいろいろあるし、宅配のお弁当も便利です。お財布に余裕があれば、家事代行サービスを利用するのもいいでしょう。 それらを利用し、家事や調理をアウトソーシングすること自体、働ける人が働けない人を助ける仕組み作りに貢献します。 高齢になればなるほど、自助より共助が大事なのです。
注2:シルバー人材センター:「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に定められた、地域ごとに設置されている会員組織。原則60歳以上が会員として登録可能で、仕事の種類や発注などの詳細は地域のシルバー人材センターにより異なる。
樋口 恵子 :東京家政大学名誉教授/NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」名誉理事長